「第1回 TOEFL iBT® テスト指導者向け養成講座」開催報告
2014年12月13日土曜日に、大阪市の國民會舘武藤記念ホールにて、ETS Authorized Propell Facilitatorの甲南大学教授津田信男先生をお招きし、「TOEFL iBT® テスト指導者向け養成講座」を開催しました。
本講座はTOEFLアライアンスとの初の共催セミナーとして企画され、年末の慌ただしい時期にもかかわらず、当日は近畿圏を中心に26名の中学・高校・大学の教員の方々にご参加いただきました。
TOEFLアライアンスにおける指導者向け養成講座として初回となる今回は、TOEFL iBT® テストの概要や問題内容等の基礎的な情報やTOEFL® テストの優位性を参加者の皆様にまずご理解いただくところから始まりました。その後、ETSのRubricを用いたライティングやスピーキングの採点方法、学生への指導方法についても触れていただき、津田先生が甲南大学のTOEFLテスト講座指導で使っていらっしゃる教材や資料を用いて、TOEFL iBTテストにおけるリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの全4技能について、実際の問題例を見ながら、解答方法や学習法・教授法を具体的にかつ、わかりやすく講座を進めていただきました。
進行にあたっては英語での質疑も交えて講義いただき、参加された先生方が主体的に考え、意見交換ができるようなグループワークや、津田先生のこれまでの英語指導に関するご経験談、動画を流して楽しみながら聴いて学べるような工夫を盛り込んでいただきました。テンポの良い進行もあいまって終始和やかな雰囲気が続き、あっという間の2時間半の講座になりました。
参加いただいた先生方にとっては、TOEFL iBTテストについての知識がより深まり、今後に活かせる多くの情報を持ち帰っていただくことができた講習になったと思います。セミナー後も津田先生の元へ教授方法・学習方法について熱心に質問に来られていた先生もいらっしゃいました。講習後のアンケートには、「もっとたくさんのお話やアイデアを聞きたかったです」や、「早速授業に取り入れてみたいです」「楽しかったので実際に津田先生の授業を受けてみたいです」等々のご感想に加え、次回の講座内容へのご要望・ご意見もいただきました。初回の講座としてはまずは成功裏に終了しました。
次回以降の講座についても、TOEFLアライアンスメンバーの先生方と協働し、一層多くの先生方にご参加いただけるよう、内容を考えてまいりたいと思っております。