イベントレポート

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第69回 「第6回 科学の甲子園 全国大会」協賛報告


TOEFL事業部

日時:2017年3月19日(日)
会場:つくば国際会議場、つくばカピオ
Web:https://rikai.jst.go.jp/koushien/

2017年3月17日(金)から20日(月)にかけて、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催(後援:文部科学省など)で、「第6回 科学の甲子園 全国大会」が茨城県のつくば国際会議場及びつくばカピオにて行われました。

当協議会は、将来の日本を背負い、また日本国内に限らず世界の場で活躍していくであろう多くの科学好きの高校生たちが競い合い、友情を育む場所であるこの大会の意義に共鳴・賛同し、協賛企業(協働パートナー)として第3回(2014年)の全国大会から参加しています。 具体的には、留学時に必須とされる英語能力測定試験、TOEFL iBT® テストについて紹介するブース出展や優勝チームが派遣されるアメリカのScience Olympiadのための事前英語研修を提供しています。

第69回 「第6回 科学の甲子園 全国大会」協賛報告
▲ 協働パートナー展示ブースの様子

この大会には、47都道府県の代表校(チームは6~8名で構成)が参加していますが、予選を含めると682校、合計8,244名もの高校生が参加している全国規模の大会となっており、会場の熱気はまさに“甲子園”そのものという印象を受けます。

当協議会が参加した19日の午前中には、最後の実技競技である「ばんえい競走inつくば」が行われていました。この競技は事前に公表されている競技で、馬に見立てた4足歩行のロボットが、制限時間内にどれだけ早くゴールに辿り着けるか競い合います。この公開競技の面白いところ、魅力は各代表校のこれまでの努力の結晶、工夫の最終形を垣間見ることができる点だと思います。
今年も奇抜なアイデアで観客を沸かせている代表校が複数ありました。

第69回 「第6回 科学の甲子園 全国大会」協賛報告
▲ 「ばんえい競走 in つくば」の様子

第69回 「第6回 科学の甲子園 全国大会」協賛報告
▲ ユニークな競走ロボット

また、午後に開催された特別シンポジウムでは「君だけのテーマの見つけ方」と題し、先端科学のトップクラスの研究者3名が登壇しました。
登壇者はそれぞれどのようにして自身の研究テーマと出会い、何を支えに、何をモットーに研究を続けているかを高校生に分かりやすく紹介していました。
飛龍先生は、「生き物に学ぶ!」というテーマで、コウモリを研究対象としており、暗所でも障害物にぶつからない原因である超音波の性質について研究していると述べられ、障害物を避けることができれば、例えば、乗り物の自動運転機能に応用ができたりするのではないかとお話しになっていました。
青野先生は、「自ら考えるコンピュータを作る!」をテーマにし、真性粘菌(アメーバ)の電気回路の研究、繁富先生は「折り紙で命を救う!」と題した研究を紹介され、もともと傷ついた血管の壁を補う器具「ステントグラフト」を研究していたが、血管をどうしても傷つけてしまうことがあり、それをなくすために細胞を代替として使えないかと着想し、折り紙のように細胞が(自動で)折り畳まれることで問題を解消できないか研究中であると熱く語りかけてくれました。
3人とも非常にユーモアがあり、学生時代の写真、当時何をしていたか、テーマを見つけるまでの過程、つらい時にどうしているかなど包み隠さず打ち明けてくれました。

研究テーマを引き寄せるヒントとして、繁富先生は、「人との出会い。自分に自信をもつ」こと、青野先生は、「自分に正直である、正直にできるできないことを見極める」こと、飛龍先生は「直感力」とおっしゃっていました。繁富先生からは、海外留学の経験から英語の必要性も時折話されていました。
総合的な話として、科学(研究)は世の中に役立つために存在するという根本的な理念に基づき、苦労をはねのけながら、試行錯誤しながら(テーマにこだわらず)進んでいくべきものだというポジティブなメッセージがありました。

このシンポジウムは、高校生だけに向けられているものではなく、大人になった我々にも十分心に響く内容なので個人的に毎年楽しみにしています。

第69回 「第6回 科学の甲子園 全国大会」協賛報告
▲ 高校生とのやり取りが軽快だった特別シンポジウムの様子

特別シンポジウム登壇者
・繁富 香織氏(北海道大学特任准教授)
・飛龍 志津子氏(同志社大学准教授)
・青野 真士氏(東京工業大学特任准教授)

表彰式前には、スクリーン上に各協賛企業の代表者からのビデオメッセージが流されていました。多くの企業関係者が、この大会を盛り上げよう、支援しようという思いで裏方に徹している様子もこの大会ならではと思いました。表彰式では、成績優秀校が読み上げられる度に大きな歓声やどよめきが起こり、何度その場にいてもドキドキするものだなと感じました。総合成績第1位となった岐阜県立岐阜高等学校には当協議会から賞が授与されました。

来年度から場所を埼玉県に移して開催されますが、当協議会では、将来を見据え、熱い情熱をもった高校生が集う、この科学の甲子園を引き続き支援して参ります。

第69回 「第6回 科学の甲子園 全国大会」協賛報告
▲ 優勝校岐阜県立岐阜高等学校への賞の授与

 

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