英語学習を始めるのは早ければ早いほど良いのでしょうか―その1―
将来のために子供に英語を学ばせたいのですが、始めるのは早ければ早いほど良いのでしょうか。
※―その2―は第42回をご覧ください。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている2名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
触れるのと同時にロジックも
桜美林大学 五十峰聖先生
これは世間でもよく論争になりますよね。専門的なことは言えませんが、早くから英語に慣れる、というのはありだと思います。それだけ早くから英語耳や感覚が身に付くのは悪いことではありません。ただ同時に母国語でもきちんとした思考回路を育てることも必要です。特にロジカルシンキングをしっかりと身に付けている子供は、どの言語でも強くなるでしょう。ですので日本語でもよいので「どうしてそう思うの?」と問いかけてあげるようにすると、日頃から論理立てて説明する思考が身に付くでしょう。
まずはしっかりした「言語」力を!
神戸女学院大学 田岡千明先生
外国語の早期教育については賛成反対が分かれるホットな問題ですが、まずは母国語を中心として思考力と他者とのコミュニケーション力を培う言語に対する感性を磨いてあげるようにするのが大事かと個人的に思います。早期に外国語の学習をすることの利点としては音声的側面の効率的な習得と外国語に対して精神的なバリアがないということが挙げられます。それらの面については早い方が良いのかもしれません。
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