スコア80から100にアップするための勉強方法を教えてください―その2―
大学院留学のためにスコア100が必要です。現在のスコアは80なのですが、どのような勉強をすれば目標スコアに届くでしょうか。
※―その1―は第36回をご覧ください。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている2名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
Readingで確実に25突破を
桜美林大学 五十峰聖先生
100点以上ということは、単純に各セクションで25点以上が必要ですね。その人の英語スキルにもよりますが、均一で25点を取れる人は多くはないですし、特にSpeakingで25点を突破するのはなかなか大変です。よってそれ以外のセクションで25点以上、願わくば27~28点を確実に取れるセクションがあることが大事です。大学院においては多くの文献を読む必要がありますので、Readingを鍛えないと厳しいでしょう。GRE®やGMAT®の勉強と併せて、まずは徹底的にReadingのスキルを鍛え、他のセクションを補うようにしましょう。またGRE/GMATでも高度なWriting能力が要求されますので、こちらも同時進行でスコアアップを目指すと、25点突破ができて他のセクションが楽になりますね。サンプルエッセイを参考に、どのようなエッセイが高得点に繋がるのかを研究し、自分で実際に真似をしてタイピングする練習を繰り返しましょう。
典型的日本人ならreceptive skillsで満点を目指そう!
神戸女学院大学 田岡千明先生
同じ点数でもその内訳次第でお答えは変わってくるのですが、国内で勉強してきた典型的な日本人学習者なら恐らくReadingやListeningの受信力スキルの方が高いはずですのでこちらで満点(近く)を目指すようにしましょう。こちらのスキルに磨きをさらにかけるとSpeakingやWritingのintegrated tasksでもかなり有利となります。ETSの公式問題集はやり尽くしているという前提で、GREやGMATのreading comprehensionにトライして、抽象論と論理に対する対応力をさらに磨きます。またListeningでは何となく聞いて何となく分かっていた部分を完璧に細かい部分まで聞けるようにdictation、repeatingやshadowingをより積極的に勉強に取り入れるようにしてください。
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1分でわかる!TOEFL iBT®テスト
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TOEFL iBT®テスト受験のススメ
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TOEFL®Essentials™️ テスト 各セクション紹介動画
TOEFL®Essentials™️ テストは、4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)の総合的な英語力を測る自宅受験型テストです。大学入試などで受験者の英語力を判定する上で、重要な判断材料となることが期待されています。このテストは、「アカデミックな英語力」と「一般的な英語力」を組み合わせて測定します。