英語学習を始めるのは早ければ早いほど良いのでしょうか―その2―
将来のために子供に英語を学ばせたいのですが、始めるのは早ければ早いほど良いのでしょうか。
※―その1―は第37回をご覧ください。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている2名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
本人がどのような気持ちで学びたいかというのが重要
甲南大学 津田信男先生
私はアメリカで家族と一緒に半年間だけ住んだことがありました。当時子供は小学校1年生と4年生でした。上の子は多少英語を覚えてはいましたが、下の子はほぼ学んだことを忘れてしまいました。早ければ早いほど良い訳ではなく、本人がどのような気持ちで学びたいかというのが重要ではないでしょうか。つまり、子供は勉強したくないのに親が必死になって英語を勉強させると逆効果になると思います。それより、本人が本当に興味があれば何歳からでも良いかもしれません。
英語の音に親しむのは早い方が良いのでは?
明治大学 横川綾子先生
もしドラえもんが「子どもの頃に戻って英語のやり直しさせてあげる~」と言ってきたら、5歳ぐらいから動画やDVDなどを通じて英語の音に親しみたいです。音に対する感受性は、幼いうちから養った方が絶対有利。とはいえ、後天的に習得する英語を支えるのは母語での思考力と表現力なので、そちらも同時に伸ばすことが大切です。私は受験英語たたき上げですが、現在は英語でセミナーや交渉事などもします。「英語はいつから?」の最適解は「本人が必要を感じた時から」と思っています。
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