言いたいことを英語で言えるようになるには、どのような練習をすればいいでしょうか
実際に英語で話す場面になると、なかなか自分の言いたいことをうまく英語で表現できません。言いたいことを英語で言えるようになるには、どのような練習をすればいいでしょうか。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている3名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
発想の転換と表現リスト
神戸女学院大学 田岡千明先生
言いたいことを表現するのに困るのは語彙力と発想力が足りないのかもしれません。よく日本語で思い付いたフレーズをそのまま英語にしようとするとその語彙を知らなかったり、必要以上に難しい構文になってしまったりとあせるので、できるだけ言い換えできないか(自分の頭の中の日本語を簡単にする)、説明を加えることで対応できないかと考えます。また何ていうんだっけ?と思った表現は検索して調べて自分なりの表現ノートを作っておきましょう。
英語で発想する訓練には英英辞典を使いましょう
甲南大学 津田信男先生
まず、英語ですぐに発想できる訓練が必要です。それには英英辞典を使うことです。例えば、"vague"という単語は「曖昧」という意味ですが、「その意味は曖昧です。」と言いたい時に英和辞典を使う習慣があると、「曖昧」は英語でなんだろうと考えてしまいます。ところが英英辞典に慣れていると "vauge"を使わなくても、"The meaning is not clear."とすぐに表現できます。また、英語で喋るネイティブの友達がいなければ、日本人の友達でも良いので、英語で喋る練習をするとすぐに英語が出てくるようになります。私はこの方法で練習しました。
1文で全部言い切ろうとしない
明治大学 横川綾子先生
私にとって目から鱗だったのは、「1文で全てを言い切ろうとせず、数文かけて表現すれば良い」というアドバイスでした。英語は、メインアイディアから詳細情報へと、情報の粒度を小さく・細かくしていく言語なので、冒頭で全てを言い切らなくて良いわけです。I like Ramen, ah, ah, which is.. と無理して続けるよりは、I like Ramen. It's my Soul Food. I ate one yesterday and… と短い文をどんどん繰り出して、少しずつ言いたいことに迫っていく練習をしてはいかがでしょうか。
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