海外留学するメリットはありますか―その1―
インターネットが普及した今、わざわざ海外に行かなくても英語は身に付くと思いますが、それでも海外留学するメリットはありますか。
※―その2―は第53回をご覧ください。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている2名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
実際に現地で体験して学ぶほうが身に付く
甲南大学 津田信男先生
私は4年生と大学院修士は現地の大学で留学し、博士課程で半分オンラインの授業を取って、後の半分は現地での授業でした。留学のメリットは次のようなことが考えられます。
1. 現地の学生や留学生との交流(これはインターネットだけでは学べません。実際に現地に行って経験しないと分かりません)。
2. 授業形態(日本の大学と全く違います。これは実際に経験しないと理解できないでしょう)。
3. 習慣(日常生活で経験すること)。これもインターネットの仮想体験とは違って自分が実際に体験して学ぶほうがもっと身に付くでしょう。
以上のことから留学するメリットは十分あります。
実践を通じて技術は磨かれる
明治大学 横川綾子先生
英語を知識として身に付けるなら、英語圏へ行かなくてもある程度のレベルまで到達できますし、私も学生の頃はそう思っていました。ですが、今は考えを改めています。英語を使って暮らしている人々の中に入っていくことで、背景にある文化や人々の思考パターンを身をもって知ることのプラス面は無限大です。シュート練習だけではなく、試合という実践の場でシュートを打ち続けることで、サッカー選手の得点力が磨かれていくのに似ています。
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