過去問題を解いた後の復習方法を教えてください
過去問題を解いた後の復習方法がよく分かりません。ただ解くだけにしないコツはありますか。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている3名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
自分で解答の解説を書いてみる
神戸女学院大学 田岡千明先生
ReadingやListeningに関しては問題を解いた後、できるだけ正確に単語や構文を把握して意味内容と解答の根拠を確認しておきます。特に重要と思うところ、間違ったところはノートなど記録に残しておきましょう。そして2週間~1か月ほど時間をおいて再び同じ問題(間違ったところ)を解き、著者になったつもりで解答の解説を書いてみます。面倒でなければ(カリスマ?)講師になったつもりでICレコーダーにレクチャーしても良いでしょう。正答だけでなく誤答の理由も言えるように。詰まるようなら理解が十分でない証拠なのでもう一度自分のノートを見直すなり先生に質問してみましょう。
アンサーキーや解説を活用しましょう
甲南大学 津田信男先生
『ETS公認ガイド TOEFL iBT® (第5版) CD-ROM版』(日本語解説付き)を使用されるとアンサーキーや解説が付いていますので、自分の間違ったところを見直すことができます。例えば、Writing task 1のエッセイを書いた後、Important pointsを見ると3つの重要なポイントを抑えている必要があるのに気づくでしょう。そして今度は同じ問題をもう一度やって見て、sample essayと比較するとどれだけ満点に近づけたか分かると思います。
解答プロセスをなぞり、英語そのものをインストールする
明治大学 横川綾子先生
まずは、「なぜその正解に至るのか」を突き止め、解答プロセスを何度もなぞり、身体に覚え込ませます。本文での表現と、正解の選択肢の言い換えパターンにも慣れていきましょう。次に、英語そのものを身体に取り込んでください。Readingのパッセージは精読を繰り返し、単語に文脈ごと何度も再会してください。Listeningのスクリプトも、音読や音声を止めながらのリピーティングで、自分で再現できるようになりましょう。
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TOEFL®Essentials™️ テストは、4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)の総合的な英語力を測る自宅受験型テストです。大学入試などで受験者の英語力を判定する上で、重要な判断材料となることが期待されています。このテストは、「アカデミックな英語力」と「一般的な英語力」を組み合わせて測定します。