英語にも敬語はありますか―その1―
英語にも敬語はありますか。留学先の教授など目上の人と話す時に敬語を使った方が良いのでしょうか。
※―その2―は第61回をご覧ください。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている2名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
現地の学生が使っている表現を真似てみましょう
甲南大学 津田信男先生
教授でも色々なタイプの人がいますので、一概に敬語を使うべきとは限りません。ただ、一般的に敬語を使った方が無難だと思います。例えば、来週宿題を提出する必要があるのかと確認する場合、"Are we supposed to turn in our homework next week?"という言い方を良くします。また、質問する場合現地の学生は、"I was wondering if …."などと遠回しの言い方をすることもあります。一番のアドバイスは周りの現地の学生が教授に対してどのような表現を使っているのか、良く聞いてそれを真似ると間違いないです。
助動詞でニュアンスをコントロール
明治大学 横川綾子先生
日本語の敬語は、名詞に接頭辞を足したり(例:ご○○)、動詞そのものが変わったりと(例:言う→おっしゃる)特徴がはっきりしています。一方、英語の場合は、助動詞でニュアンスをコントロールしたり、丁寧に聞こえる定型表現を使うことで敬意を表します。過去形を使って距離感を演出しつつ婉曲的に表現したり、言葉数を増やして丁寧さを表すところは、日本語も英語も同じですね。
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