日記を書く際の注意点を教えてください
Writingの練習には毎日日記を書くのが良いと言われますが、どのような点に注意しながら書けば効果的でしょうか。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている3名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
楽しく継続、表現を拡げる
桜美林大学 五十峰聖先生
日記は楽しく継続できるのが一番ですので、あまり深く考えなくても良いと思います。とにかく「書く癖」を付けるのが目的です。もし余裕があるのであれば、おすすめとしては、まずは「描写を細かくする」という事です。その日話し合った人の特徴、性格、仕事、服装、またその日の出来事に関する詳細をできるだけ多くの形容詞などを使って描写してみてください。次に「感情を込める」という事です。どういう出来事があった時に、自分はどう感じたのか、Happy, Sad以外の感情表現を使うように心がけると、表現の幅が広がります(例:upset, confused, motivated, etc.)。
過去形で書くようにするとindependent essayの練習になる
甲南大学 津田信男先生
私は今も定期的に英語で日記を書いています。毎日書くネタがない場合がありますので、その際は自分の観たテレビ番組や印象に残った映画などを要約し感想を書くこともできます。その場合、時制に気をつけてください。過去形で統一した方が間違いが少なく、TOEFL® テストのindependent essayで同じように経験を書くときに過去形で統一して書く練習にもなります。
独り善がりな英文にご注意
明治大学 横川綾子先生
「書く」ことに対するハードルを下げる意味で、毎日英語で日記を書くのは良い練習になります。注意したいのは、日記は通常、読み手を想定しませんが、英文を書くときは常に読み手を念頭に置き、読む人に分かりやすい表現や展開を心がけるという違いがあることです。また、1日の行動を記述していくだけだと毎日似たような内容になってしまい、すぐ飽きてしまうかもしれません。人やモノの描写・説明をテーマにすると、使う単語のバラエティも多くなり、練習の効果も期待できるでしょう。
カテゴリー:TOEFLテスト全般 | Reading | Listening | Speaking | Writing | 英語学習 | 留学 | 公式教材の活用法 | バックナンバー
1分でわかる!TOEFL iBT®テスト
(日本語字幕あり)
TOEFL iBT®テスト受験のススメ
(日本語字幕あり)
TOEFL®Essentials™️ テスト 各セクション紹介動画
TOEFL®Essentials™️ テストは、4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)の総合的な英語力を測る自宅受験型テストです。大学入試などで受験者の英語力を判定する上で、重要な判断材料となることが期待されています。このテストは、「アカデミックな英語力」と「一般的な英語力」を組み合わせて測定します。