英語にも敬語はありますか―その2―
英語にも敬語はありますか。留学先の教授など目上の人と話す時に敬語を使った方が良いのでしょうか。
※―その1―は第57回をご覧ください。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている2名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
could, wouldを基本として、丁寧に相手に尋ねるようにしましょう
桜美林大学 五十峰聖先生
私がいたアメリカでは、教授や上司でも基本的にファーストネームで呼ぶ場合が多かったですね。でもそれも信頼関係に基づくものなので、そのようになるまでは、丁寧語で話す方が無難でしょう。英語にも敬語はあります。ただ難しい単語を使う必要はありません。できるだけcould, wouldを基本として、丁寧に相手に尋ねるようにしましょう。そして少しずつ敬語の表現を増やしていくようにしましょう。(例:Can I…?→Would it be okay if I…?)
はい。でも立場よりも相手との親しさの程度の方が大事な気がします
神戸女学院大学 田岡千明先生
留学先の教授や目上の人はそこそこ親しければファーストネームで大丈夫です(だと思います)。実は私もそれに抵抗がありイギリスでお世話になっていたアメリカ人のsupervisorのことをずっと敬称+ファミリーネームで呼んでいました。何かのときにふとファーストネームで読んだら「ついにファーストネームで呼んでくれたね~!」と喜ばれました。ファーストネームじゃないと堅苦しく距離を置いている感じがするのだと思います。でも初対面の人には気をつけたほうが良いですね。教授であれば他の学生がどう呼んでいるかリサーチしてみましょう。
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