TOEFL® テスト公式問題集を使った勉強方法について質問です
1つの問題集を内容を覚えるぐらい何度も解いた方が良いのでしょうか。それともどんどん新しい問題にあたり、問題数をこなした方が良いのでしょうか。
TOEFL® テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体ETSの公認トレーナーとして活躍されている3名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFLテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
新旧のバランスを
桜美林大学 五十峰聖先生
一度解き終えた問題でも、何度でも戻って復習する必要があります。特にListeningのレクチャー、Readingのpassageは覚えるぐらい繰り返しましょう。その際、設問を全て解き直す必要はありませんが、不正解だった問題とその根拠にあたる箇所については、何回でも聞き・読み直す必要があります。それと同時に新しい問題を解く必要もありますね。私は授業で4割を復習、6割を新規の問題を解く時間にあてています。解いた問題は着実に理解度を定着させるように、そしてそのスキルを活かしながら新しい問題を解く、というバランスを保ちながら学習しましょう。
ある程度理解できるようになってから次の問題を行う方法がおすすめ
甲南大学 津田信男先生
一概にどちらが良いかは学習者によって違います。個人的にはある程度理解できるようになってから次の問題を行う方法が色々なパターンの問題に出くわすことになります。この方法でやればかなりの量をこなすことになるので、違った学習体験ができて、より一層テストの傾向と対策となり、本番のテストの備えになると思います。
学習段階により調節を
明治大学 横川綾子先生
学習段階により、量と質のバランスは調節した方が良いでしょう。例えば、初学者でスコア60超えが目標であれば、解答プロセスをなぞったり、正解の根拠を英文やスクリプトから抽出したり、サンプルアンサーを暗唱したりタイピング筆写するなど、「質」を重視すべきです。受験経験が複数回あり、スコア80を目標にするような段階では、「量」をこなすことも大切です。いずれの場合も、問題を解くのは現在の実力を確認するだけ。復習することによって実力が付いていきます。
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