(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.146 Unit7 Conversation③~④)
☆altruism
「利他主義」「愛他主義」という意味合いの名詞です。利他主義とは自分のことよりも、他者の利益や幸福を追求していこうとする意味で、キリスト教の「隣人愛」に類する考え方です。
altru(=anybody else)+-ism
なお、同じ概念に関連する語にselflessness「無私無欲」、 philanthropy「博愛(行為)」などがあり、反対の概念を表す語には egoism「利己主義」、self-interest「利己主義、私利私欲」などがあります。ちなみに、altruismはフランスの哲学者コント(Auguste Comte 1798-1857)の造語です。
次の英文の下線部の意味として適切なものを、①~④の中から一つ選びましょう。
Are acts of altruism unique to human beings? From my experience I must say that they are also present in the animal world. I was brought up surrounded by animals. Once I was being attacked by a large dog and began yelling for help. A horse came running up from a distant field and chased away the dog.
① Acting bravely to protect one’s own honor.
② Being true to oneself as well as to others.
③ Doing something for the sake of others.
④ Using your brain to understand a situation.
答 ③ 他者のために何かをすること。
(altruismという行為は人間に特有なものだろうか。私の経験から、その行為は動物の世界にも存在していると言わざるを得ない。私は動物に囲まれて育てられた。かつて、私は大型犬に襲われかけて助けを求めて叫び始めた。1頭の馬が遠くの牧草地から走ってきて、その犬を追い払ってくれた。)
① 自分の名誉を守るために勇敢に行動すること。
② 他者だけでなく、自分に対しても忠実であること。
④ 頭を使って状況を理解すること。
☞ 第2文以降のエピソードの内容からaltruismの意味合いを把握しましょう。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL® テストの対策にご活用ください。
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