Water added to the sand locked individual grains together.
(砂に加えられた水が、砂の1粒1粒をしっかりとかみ合わせて動かなくした。)
(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.13 Unit1 Lecture1 Original⑥ )
individualは「個々(の)」、「個人(の)」という意味の名詞または形容詞です。「分ける」という意味の動詞divideと同じ語源に由来する語で、「それ以上分けることができない」が原義です。そこから、集合体や集団(group)の「最小構成単位」を表すようになりました。したがって、individualという語が用いられる場合には、「全体」との対比において「個」がとらえられていることが多く、例えば『TOEFL® TESTスピーキング英単語 ワンポイント講義』の該当英文では、「砂(the sand)」という全体と個々の「砂粒(individual grains)」が扱われていますね。次の例文ではどうでしょうか。
〈例〉
Readers should try to focus on the meaning of the sentence as a whole, rather than the meanings of individual words in it.
(読み手はセンテンス内の個々の単語の意味よりも、センテンス全体の意味に注意を向けるようにするとよい。)
「個々の単語が集まってセンテンスという全体ができる」という枠組みがよく理解できますね。これを「センテンス」と「パラグラフ」という単位に拡大すると、次のようになります。
〈例〉
Readers should try to focus on the meaning of the paragraph as a whole, rather than the meanings of individual sentences in it.
(読み手はパラグラフ内の個々のセンテンスの意味よりも、パラグラフ全体の意味に注意を向けるようにするとよい。)
このように、「全体」との対比で「個」をとらえることがindividualという語を正しく理解し、活用するためのポイントとなります。
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。
You shouldn’t assume that
[true / is / for / individual / what / an]is also true for the group or society as a whole.
(個人に当てはまることが集団や社会全体にも当てはまると決めてかかってはならない。)
You shouldn’t assume that [what is true for an individual] is also true for the group or society as a whole.
☞ what is true for A「Aに当てはまること」 whatは「…すること・もの」という意味の名詞節を導く関係代名詞。
☞ an individual「(集団に対する)個人」 このindividualは名詞。文末のthe group or society as a wholeとの対比に注目。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL® テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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