今回のターゲット語はspendです。spendは「（お金）を使う、（時間）を過ごす」という意味で使用できる単語ですよね。ただしspendは意味だけでなく語法も大切な動詞です。例えば「・・・に（お金）を使う」という意味で用いる場合は、前置詞のin、onなどとあわせて用います。

He spent about 1,000 dollars on a new personal computer.
（彼は新しいパソコンに千ドルほど使った。）

また「・・・に（時間）を費やす」という場合は、前置詞はonやwithを用います。

He spent about three hours on his homework.
（彼は宿題をするのに3時間ほど費やした。）

さらにspend O doingの形で「O（お金）を…するのに使う、O（時間）を・・・するのに費やす」という意味を表します。今回の『TOEFL® TESTスピーキング英単語　ワンポイント講義』での用法は2つ目の例文と同じですよね。

He spent a lot of money travelling abroad.
（彼は海外旅行にたくさんのお金を使った。）
He spent a lot of time cooking dinner.
（彼は夕食を作るのにたくさんの時間を費やした。）

「人が…するのに時間がかかる」という意味では、It takes O1（人）O2（時間）to do、「人が・・・するのにお金がかかる」という意味では It costs O1（人） O2（お金）to doも使えますのであわせて覚えておきましょう。上記2つの文は、以下のように書き換えることが可能です。

It cost him a lot of money to travel abroad.
It took him a lot time to cook dinner.

動詞は意味だけでなく語法もあわせて覚えていくことが、使える語彙力に繋がる学習法なのです！

日本文の意味に合うように［　　］内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。ただし、文頭で用いる語も小文字にしてあります。（2語不要）

[and / to / takes / going / spends / it / one / my father / go / hours / half] to the office.

（父は会社に行くのに1時間半かかります。）