(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.102 Unit5 Conversation)
今回取り上げる単語はprincipleです。みなさんprinceという単語を知っていますよね。そうそう、「王子様」の意味で「プリンス」は日本語としてもそのまま通じます。そのprinceはもともとラテン語で「第1位の地位を占める人」を意味するprincepsが語源です。王子様はまさに国を代表する「第一人者」ですよね。
そのprincepsから派生した「始まり、起源」の意味を持つprinciplumというラテン語に由来しているのがprincipleなんです。principleは「原理、規範」という意味ですが、「始まりにあるもの、元々のもの」といった意味が根底にあるのですね。『TOEFL® TESTスピーキング英単語 ワンポイント講義』の用例ではthe principles of flying「飛行の原理」という形で用いていますが、「飛ぶという行為の根源にあるもの、そもそも飛ぶという行為とはどんなものなのか」といったことを、ダビンチはよく知っていたということなのです。
そうそう、principleと全く同じ発音のprincipalという単語もみなさんご存じでしょう。principleとprincipalは綴りの紛らわしい語ですね。principalもprincipleと同じラテン語の語源を持つ単語で、そういう意味で綴りが似ていて発音も同じだということもうなずけますし、principalは形容詞として「主要な」、名詞として「校長(米)、(大学の)学長(英)」の意味になりますが、principleと同じ語源を持つということならこの意味になることも納得できますよね。
prince / principle / principal、この3つの単語は元を正せば同じラテン語からきたものなんだ、どこかに同じDNAを持つ親戚同士なんだと思うとなんだか親近感がわいてきますね。
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。ただし、文頭で用いる語も小文字にしてあります。(1語不要)
[reason / studying / what / for / principle / the / principal / is] English?
(英語を学習する主要な理由は何でしょうか。)
[What is the principal reason for studying] English?(不要語principle)
☞ the principal reason for A「Aに対する主要な理由」。principalを「主要な」という意味の形容詞で用いる。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL® テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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