(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.35 Unit2 Lecture1 Original⑥)
damageには主に、不可算名詞として「損害/被害」という意味、また他動詞として「…に損害/損傷を与える」という意味があります。この意味の名詞の場合は不可算ですので、×a damageや×damagesという形にはならないことに注意しましょう。また、do [cause] damage to A「Aに被害を与える」という形で用いられることが多くあります。
【例1】
The drought did serious damage to the crop.
「日照りはその穀物に深刻な被害を与えた」
今回の『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の例文は他動詞の用法です。この用法で頻繁に見られる間違いは、目的語に「人」を置いてしまうことです。
【例2】
Smoking and drinking ×damaged the man seriously.
→ Smoking and drinking 〇damaged the man's health seriously.
「喫煙と飲酒がその男の健康をひどく損ねた」
damageの目的語となるのは、「人そのもの」ではなく「人の健康や体の一部」である点に注意しましょう。『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の例文はdamage Albert's handsの受動態で、目的語は「アルベルトの手」ですね。そのほか「物・事」は広く目的語にとることができます。
【例3】
The rumor damaged her reputation.
「その噂は彼女の名声を傷つけた」
The storm damaged the whole island.
「その嵐は島全体に被害を与えた」
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。(1語不要)
The politician accepted the bribe, [gave / his / which / career / damaged] permanently.
(その政治家は賄賂を受け取ったが、そのことが彼の経歴に消すことのできない傷を与えた。)
The politician accepted the bribe, [which damaged his career] permanently. (不要語gave)
☞ whichは、非制限用法の関係代名詞で、直前の「賄賂を受け取った(こと)」という内容を先行詞とする。
☞ damage one's career「経歴に傷を与える」。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL® テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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