The eye works like a camera, capturing detailed information of what we see.
(目はカメラのように働き、私たちの目に入ってくるものについての詳細な情報を捉える。)
(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.209 Unit10 Lecture1 Original②)
captureは「…をとらえる」という意味の他動詞です。類義語にcatchがありますが、これらの語の意味はどのように異なるのでしょうか。次の例文で確認しましょう。
【例1】
まず、catchは原則として「動いているもの」を対象とし、特に「追いかけて捕まえる」、あるいは「急に捕まえる」という意味合いがあります。一方、captureの対象は「動いているもの・静止しているもの」のいずれもあり得ますが、「捕らえた後で逃げないようにする」、「捕まえて留めておく」という意味合いがあります。「手に入れる」という意味合いから「占領する」という意味も生じ、capture the enemy's camp(敵陣を占領する)などのように使います。
この点から、『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の例をみると、目の働きをカメラに例えてcapture detailed information of what we seeと説明しています。目に見えるものは必ずしも動いているわけではありませんし、また「情報を捉えた後に画像として(フィルム/記憶などに)保存する」というカメラ/目の働きを表すには、catchよりもcaptureの方がぴったりくることが分かりますね。実際に、コンピュータなどで画像を読み込んで保存することは一般にcaptureと呼ばれ、日本語でも、例えば動画の取り込みのことを「ビデオキャプチャ」(英語でもvideo capture)と言います。
そのほか、captureには、capture the heart of the audience(聴衆の心を捉える→聴衆を魅了する)などの慣用的な表現があります。正しく語彙を増やすには、例文とともに使い方まで身に付けるように心がけましょう。
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。
The hunters [alive / tried / capture / the / to / animal].
(ハンターたちはその動物を生け捕りにしようとした。)
The hunters [tried to capture the animal alive].
☞ capture A alive「Aを生け捕りにする」aliveは「生きた状態で」という意味の形容詞で、目的語の後ろに置く。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL® テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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