Here we see how the brain has been deceived, convinced that the playing cards should be the same size.
(このように脳は、トランプ札はどれも同じ大きさであるはずだと信じ切っているため、だまされてしまう。)
(『TOEFL® TEST スピーキング英単語』 p.209 Unit10 Lecture1 Original⑧)
deceiveは、<de-(…から)+ceive(取り上げる)>に由来する動詞で、「(悪意を持って)…をだます」という意味を持ちます。当然のことながら、「だます」ことは広く道徳に反する行為とされるため、かたく重い響きを持つ語です。deceiveの代わりにtrickを用いると、やや日常的な響きになります。
【例文1】
He looked away, and that's when I started to suspect that he might be deceiving me.
「彼は視線をそらせたが、その時私は彼が私をだましているのではないかと疑い始めた」
I'd rather be deceived, than deceive someone else.
「人のことをだますくらいなら、だまされた方がました」
The man deceived my mother into buying the worthless kimono.
「その男は母をだまして何の値打ちもない着物を買わせた」
『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からの例文では、「脳がだまされる」という、やや比喩的な意味合いで用いられていますが、deceiveをdeceivingという形にして形容詞として用いると、その意味合いが感じられます。
【例文2】
Appearances can be deceiving, so you'd better be careful when someone in suits approaches you, smiling.
「人は見かけによらないものだから、スーツを着た人が笑顔で近づいてきたら気をつけたほうがいいぞ」
deceiveの類義語にcheatがありますが、こちらは「ごまかす」「ずるをする」といった意味合いが強い語で、onなどの前置詞などとの結びつきで用法を押さえる必要があります。また、cheatには「カンニングをする」という意味があります。
【例文3】
As a child, I often cheated on the change when I went errands.
「子どもの頃、私はお使いに行くとよくお釣りをくすねたものだ」
My wife is cheating on me, I think.
「うちのカミさん、浮気していると思うんだ」
My son was caught cheating in the exam.
「息子は、試験中にカンニングしているのがばれた」
日本文の意味に合うように[ ]内の語句を並べ替えて英文を完成させましょう。
What's the point of [good / deceiving / into / people / you / believing / are] when you are not?
(人をだまして自分を身の丈以上に見せて、一体何の意味があるんだい?)
What’s the point of [deceiving people into believing you are good] when you are not?
☞ What’s the point of doing?「…することに何の意味があるのか」。
☞ deceive A into doing「Aをだまして…させる」。
☞ when you are not = when you are not good。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』からアカデミックな場面でよく使われる英単語を紹介しています。TOEFL® テストの対策にご活用ください。
※本コーナーは『TOEFL® TEST スピーキング英単語』の編集チームが監修しています。
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