“TOEFL iBT® テストのSpeakingの練習はコミュニケーションの効率化に繋がる”
モントレー国際大学院に留学をするため、TOEFL iBT® テストを受験された社会人の男性からのレポートです。
英語圏の大学院進学のために2012年末~2013年2月にかけて3回受験しました。
大学4年のとき交換留学から帰って受験したTOEFL iBTテストスコアが105点(Reading: 30、Listening: 30、Speaking: 17、Writing: 28)でした。このときのスコアに比べると、6年経って大学院進学を目指して受験した直近3回の結果はどれもが見劣りしました。就職してからあまり英語を使う機会もなくなってしまい(特にSpeakingとWriting)、一度は習得したはずの言語感覚が弱ってしまったことが大きいのかもしれません。やはり、大学院留学は付け焼刃では対応が難しいのだなと反省しております。
大学院進学を決断したタイミングが非常に遅かったので、TOEFL iBTテスト受験は時間との勝負でした。勉強時間を確保することが最大の課題だったと思います。特に、能力面で一番の課題だったSpeakingの練習をする時間がとりにくく、もどかしい思いをしました。練習量を増やしたい思いはあったものの、Speakingの特性上、声に出して練習をしないといけませんので、思うように時間が作れず焦りました。
基本的には参考書を活用して自学自習を行っていましたが、Speakingの伸びが悪かったため、週1回×4回の対策クラスに通いました。TOEFL iBTテストが何を目的にどのような能力を測ろうとしているのか、また、どのような点を評価しているのかを知ることができ、効率的に勉強できたように思います。
TOEFL iBTテストのSpeakingは、ブザーがなった瞬間に、論理構成が組み立てられたスピーチを開始し、時間内にメッセージをきっちり伝えることが求められるように感じます。短い準備時間に、中身のある発話内容を論理的に構成する練習を積んできているかが問われますので、一度習得すれば大学の授業等でも活かせそうだなと感じました。
TOEFL iBTテストの勉強を始めてから、不思議と日本語でも発話までの所要時間が短くなり、発言が簡潔になったように感じています。おそらく、TOEFL iBTテストのSpeakingの練習を通じて、Quick Responseと呼ばれるような、解答を即座に行う練習の効果がでたのではないかと感じています。
これは北米で生活していくうえでは日常的に求められる技能ではないかと推測していますし、日本の職場で働く上でも、コミュニケーションの効率化に繋がるのではないかと感じています。自分の意見をてきぱきと簡潔に、かつ効果的に伝えれば、その分の時間を相手の話を聞く時間に使えますので、社会人としてのパフォーマンスも副次的に高まるのではないかと感じています。
読者の皆さんの中には、留学を目指している学生の方、そして社会人の方が多いのだろうなと思います。今頃、タイトなスケジュールの中で目標スコアをクリアするために努力をされているのでしょうか。
そして、留学後のことも頭をよぎりますよね。私もなかなかゴールが見えず、不安で苦しい時間を過ごしました。 そんなときに恩師から頂いた言葉をそのまま皆さんにも共有させてください。「山の先は、山を越えてから考えればよい。山に登りきった自分のことは、今の自分にはわからないのだから」。皆さんが進む未来が心から幸せなものになるよう、応援しております。
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TOEFL iBT®テスト受験のススメ
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TOEFL®Essentials™️ テストは、4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)の総合的な英語力を測る自宅受験型テストです。大学入試などで受験者の英語力を判定する上で、重要な判断材料となることが期待されています。このテストは、「アカデミックな英語力」と「一般的な英語力」を組み合わせて測定します。