“「最後までやり抜くこと」が一番大切”
来年度にカナダへの留学を予定しているため、その際に必要なスコアを取得するべくTOEFL iBT® テストを受験しました。依然として私の中で目標としているスコアには届いていないので、今後ともに努力を怠らず満足のいく結果が出るまで受験し続けようと思います。
約1年前の大学1年生の夏に、初めてTOEFL iBTテストと向き合う機会がありました。それは大学内で長期休暇中に毎年行われるTOEFL® テスト対策講座への参加です。当時の心境を今でも鮮明に覚えていますが、テキストを手にし問題を見て英文と設問の多さに圧倒されたこと、また今まで受けてきた他の試験とは段違いの難しさを感じたことが、私の挑戦の始まりでした。当初このような形式のものに慣れていなかったというのが一番の大きな要因ですが、理解力のなさや知識力の乏しさから、受験してある程度のスコアが出せるレベルに達することは遠い先のことのように思っていました。専門が英語ということもあり、1年という歳月を経て英語力の向上に努めた結果、ある程度の点数が出るまでには至りましたが、受験時の英語力には少し不安を感じるレベルでした。
セクションごとに注意するべき点や課題は違い、受験までにやっておくべきことはたくさんありました。
Readingに関して言えることは、パッセージが3つあるのに対し、制限時間が60分間と限られているため、一つにかけられる時間が20分以内ということです。一つ言えるのは、文章を全て読んでから設問に取りかかることは、大きな時間ロスに繋がることになりますので、設問を把握し、それに相応する文章を並行して読み進めることを効率良く行うことが大きな課題だと思います。
Listeningにおいて課題となるのは集中力の継続が、いかにできるかどうかです。もし大切な情報を聞き逃してしまったら、何も解答することができなくなってしまうというリスクがあることから、Listeningセクションは他のどのセクションよりも集中力の継続が求められるのではないかと私は思います。加えて、Readingを終えた直後に講義と会話文合わせて、最大で9つもある問題数をこなさなければいけないとなると、やはり多くの練習を積んで長時間のListeningに慣れておくことが得点を伸ばすための大きなカギになるのだと思います。
SpeakingとWritingでは共通して言えることがあり、それはいかにして自分の主張を要約することができるかということです。こちらのセクションにおいてもやはり制限時間があるのが厄介なところです。その限られた時間の中で自分の意見をまとめ表現することがこの2つのセクションの課題だと思います。
ご存知の方もいるかもしれませんが、Readingを除く他3つのセクションにはListening力が必須となります。英文を聞いて理解できなければ、大半の質問に全く解答することができなくなってしまうというのがTOEFL iBTテストの一番の怖さです。そのため私は受験に備え、Listening力の強化を主に行いました。その際受験対策として私は様々な参考書を用いました。それだけではなく、今の時代はインターネットを通じて勉強することもできれば、様々な新しい情報をそこから得ることもできます。その一つがアプリケーションの利用です。勉強する上で大切なことはどれだけ多くの問題に丁寧に取り組むことができるのかという点だと思います。それは、ただ数をこなすということではありません。問題を解き採点した後にもう一度文章を読み直す、もう一度聞き直す、そしてもう一度答えを考え直すという「最後までやり抜くこと」が一番大切なことではないかと思います。
4時間を超えるTOEFL iBTテストの試験は受験者にとって非常に長く、集中力との戦いだと感じるのではないでしょうか。また、全セクションをコンピューター上で受験することは慣れない人にとって、かなりハードな試験に感じると思います。テストという緊張感や他の人と隣り合わせで受験することの重圧感、そして長時間の試験にもかかわらず、10分の限られた休憩時間しかないなどの多くのストレスを感じる中で、自分のベストを出せるコンディションに持っていくことは相当難しいことだと思います。しかしこれらを理由に上手くいかなかったと言ってしまうとそれはただの準備不足でしかないと思います。自分がいかにしてこのような様々な問題を克服するのかがスコアアップに繋がるのだと私は思います。
これからTOEFL iBTテストを受験する方に、参考の一つとして少しでも役に立てばと思い私の意見を述べさせていただきました。私もまだレベルアップを試みる多くの受験者と同じように、挑戦者のうちの一人です。お互い高得点の取得を目指してがんばりましょう。
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