今回は「ETS公認トレーナー直伝 TOEFL iBT® テスト対策、ここがポイント!」でモデル学習者として参加をいただいたユウマさん(仮名)にご寄稿いただきました。
“問題を解くために英語を学ぶというよりも、英語で何かを学ぶという姿勢に変え、知識を広めていきたい”
在学期間を延ばさずに留学ができる、大学内での交換留学制度を利用する際、TOEFL iBT®テストスコアを提出する必要があったので受験を決めました。募集要項には、最低基準61点とありましたが、2年前に何度か受験をした時の自己ベストである81点以上を目指して、1か月ほど準備をしました。まだ具体的にやりたいことは定まっていませんが、選択肢も広がるので将来的には100点近くを取りたいと考えています。
2年前に大学内の同制度を用いて、4か月間アメリカに語学留学しました。その後も留学生と関わったり、英語に積極的に触れるようにしていたので、英語力は2年前よりも伸びていると考えていました。また、うろ覚えの単語もありましたが、英単語を積極的に覚えるようにしていたので、リーディングやリスニングで、全くわからない単語はあまりありませんでした。
スピーキングは、話すこと自体はできると感じていましたが、録音して聞いてみると三人称の“S”など、細かいところに文法や用語のミスがありました。ライティングについては短文を書くことはあっても、英語でまとまった量を書くことはなかったので、中身のある内容を速く書くことにあまり自信がありませんでした。
英語力とは関係のないことですが、テスト当日の体調管理ができず、リスニングの途中に退出しました。4時間弱あるテストですが、リスニング後の10分間しか休憩が取れないので、トイレや体調には気をつける必要があります。ただ、時間の延長はできませんが、どうしても体調が悪くなったら退出もできるようです。
テストそのものに関しては、単語だけがわかっても文章の流れがわからないと正解できないことが多くありました。特にアカデミックな話題になると、問題の背景に関する知識であったり、自分の専門分野などであれば解くことができましたが、それ以外の問題だと難しく、解きやすさの違いを感じました。これからは、問題を解くために英語を学ぶというよりも、英語で何かを学ぶという姿勢に変え、知識を広めていきたいと思います。
TOEFL iBTテスト受験のために割くことができた時間は1か月ほどでした。ただ、それ以前から全体的な英語力を上げるために単語を覚えていたので、まずはそれについて紹介させていただきます。
単語は『Word Engine』というサイトを用いて勉強しました。このサイトには、1万3,000語の単語が収録されていますが、これを一通り覚えると、全く分からない単語はほとんどない状態になりました。
その後、全体的な対策として公式テキスト(The Official Guide to the TOEFL® Test)とBarron'sのTOEFL® テスト対策の参考書を使用しました。1か月ほどしか受験準備の時間はありませんでしたが、Barron'sの問題集に載っていた、模範的なライティングの例を流し読みしたことで、Integrated Taskの核になる部分を再確認することができました。リーディングは問題の種類を確認することで、何が問われているのかを整理しました。もう少し時間があれば、実際に問題を解く作業にもっと取り組めたと思いますが、そこにはあまり時間を割けませんでした。
スピーキングでは、このTOEFL Web Magazineの『ETS公認トレーナー直伝 TOEFL iBT® テスト対策、ここがポイント!』で五十峰先生の指導を受けさせていただき、スピーキングのポイントはどこかを考えながら聞くことが前よりもできるようになったと思います。また、時間内に終わってしまっても解答すべき内容がすべて含まれていれば良いということも教えていただき、時間配分にも気をつけることができたと思います。
また、TOEFLテストのオンライン模試(TOEFL iBT® Complete Practice Test)を一度受験しました。本番と同じ時間配分で取り組め、結果も出るので現在の力が測れて良かったです。
体調の問題もあり、全力を尽くすことができなかったということが非常に心残りでしたが、そのような条件下でも最後まで取り組むことはできました。
テスト全体を通しては、やはり長いと感じました。また、常に時間に追われている気がしました。特に自分はリーディングがあまり速くないので、時間に追われている感じが強かったです。そのような状況下で焦ってしまい、英語が頭に入ってこなくなることもありましたが、しっかりと解答を出すためにも、普段から英語に触れるということが必要だと再認識しました。そのためにもベースとなる英語力そのものの底上げを図りたいです。
まずは、体調管理が必要ということを改めて痛感させられました。初めて受験される方で、時間の感覚を身に付けたい方は、TOEFL iBTテストのオンライン模試(TOEFL iBT® Complete Practice Test)をお勧めします。また、他の方々も書いているように、当日は周りにたくさんの受験者がいて、各々のペースで解答をしていくので周りに気を取られないようにすることが必要です。私も機会があればまた受験したいと考えています。一緒にがんばりましょう。
1分でわかる!TOEFL iBT®テスト
TOEFL iBT®テスト受験のススメ
TOEFL®Essentials™️ テスト 各セクション紹介動画
TOEFL®Essentials™️ テストは、4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)の総合的な英語力を測る自宅受験型テストです。大学入試などで受験者の英語力を判定する上で、重要な判断材料となることが期待されています。このテストは、「アカデミックな英語力」と「一般的な英語力」を組み合わせて測定します。