“アカデミックな内容の英語を学ぶことは、自分自身の英語力の幅を広げる”
海外奨学金応募のために受験しました。80点を超えることが条件だったのですが、最終的にぎりぎりの点数しか取れず、いまだに勉強不足だったことに後悔を感じています。
大学では異文化間コミュニケーションを専攻し、プラスアルファとして英語の免許を取るとともに、副専攻として日本語教師を履修しました。英語専攻というわけでもなく、留学経験もない状態です。英語は得意でしたが実践経験の乏しさを感じており、オンライン英会話を利用するなどして自己研鑽をしてきました。
TOEFL iBT® テスト受験の2年前に受験したTOEICテストでは935点、1年前に受験した英検では準1級は一次試験、二次試験ともにほぼ満点で合格しました。
職場での日常会話や打ち合わせには問題ない程度の会話力はありました。
しかし、留学経験がないということでアカデミックな英語表現に慣れておらず、非常に苦労しました。
また、語彙力はもちろんですがオンライン上で解答するという形式に慣れておらず、スクリーン上の英文を読むことに慣れるのに非常に苦労しました。何よりも一方的にスピーチをする、Speaking形式には最後まで慣れることができず、時間配分ができず言いたいことの半分も言えずじまいという結果に終わりました。
準備にかけた期間は実質2か月間。対策本を2冊購入し、まずは出題の流れを知ることから始めました。
英検、TOEICテスト、CASEC、など様々な試験を受け、また、センター試験対策の指導もしていますが、TOEFL iBTテストはかなり特殊な試験だと感じました。普段紙ベースの問題を解き慣れていると、スクリーン上での英文を読むことに苦労します。
しかし、実際に受験して思うことは幅広い分野のアカデミックな内容の英語を学ぶことは、自分自身の英語力の幅を広げることに非常に有効であるということです。そういった点でTOEFL iBTテスト受験はとても良い経験になりました。
皆さん様々な目標を持ってTOEFL iBTテスト受験をされることと思います。TOEFL iBTテストは日本で行われている英語指導や資格試験とは異なり、論説や物語の読み取り、聞き取りとは違います。大学における講義や教授との話の読み取り、聞き取りです。留学準備のための試験とはいえ、実際に留学し講義を受けたことがない場合、なかなか慣れない内容で非常に苦労します。
また、採点基準に関しても例えば英検1級では文構造が明確でポイントがはっきりしていればある程度点数を取ることができるのですが、TOEFL® テストでは更に表現をアカデミックかつ高度なものにしないとなかなか高得点に結び付けることができません。300words以上で、と書かれていますが、実際には400words程度は書く方がよいというのが経験上の実感です。まずは試験そのものについて知ることから始めると良いと思います。
語学学習に終わりはありません。だからこそ時には嫌にもなります。けれど、思うような点数が取れなくても、目標に向かって努力する過程は将来大きな財産になるでしょう。私自身まだまだこれからだと思って努力していきます。頑張りましょう。
1分でわかる!TOEFL iBT®テスト
TOEFL iBT®テスト受験のススメ
TOEFL®Essentials™️ テスト 各セクション紹介動画
TOEFL®Essentials™️ テストは、4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)の総合的な英語力を測る自宅受験型テストです。大学入試などで受験者の英語力を判定する上で、重要な判断材料となることが期待されています。このテストは、「アカデミックな英語力」と「一般的な英語力」を組み合わせて測定します。