TOEFL iBT® テスト体験レポート

受験経験者による体験レポート。ワンポイントアドバイスも!

  • 茶圓将司さん
    京都大学

  • 【TOEFL iBTテストスコア】2016年3月受験
    90(Reading: 27、Listening: 23、Speaking: 18、Writing: 22)

 

“何より大切なのが、学ぶことそのものに無上の喜びを感じることであり、自分の知らない世界へ進んでいくこと”

受験目的

難しい英語の試験だと聞いていたので、自分の実力を試したいと思い受験しました。受験したことで、WritingとSpeakingが苦手だということがわかりました。意味のある試験だったと思います。

受験時の英語力

当時仏検3級に合格しましたが、英語に関しては大学に入学してから週2回の英語の講義以外は、特に勉強はしていませんでした。TOEFL iBT® テストより1年くらい前に受けたTOEFL ITP® テストでは500点でした。

受験時の課題

Readingには自信がありましたが、Listeningがかなり苦手だったのでListeningを中心に勉強をしました。Speakingでも苦労をしました。日常で英語を話す機会がほとんどなかったこともあり、はじめのうちは英文を発音することすら大変でした。そういったこともあり、私にとっては英語に慣れ親しむことが優先事項でした。

受験対策

半年くらいかけてTOEFL iBTテストの勉強とは関係なく英語に触れるようにしました。

そこでやったことは、

  • ①大学の英語講義を受ける。
    (語学以外の英語で行う授業で私の場合はHuman geographyを受けました)
    • ・・・おかげで英語を話す度胸がつきました。
  • ②洋書を読む。
    • ・・・とても効果があり、10万語程度の小説、科学や心理学についてのペーパーバックを10冊読むと英文がスラスラ読めるようになりました。
  • ③PlayStation®4のゲームの海外版で遊ぶ。
    • ・・・個人的に特におすすめです。ゲームの中の文章、音声がすべて英語の環境でゲームをすると、楽に1日に何時間も英語に触れることができます。ちなみにおもしろかったものは『ウィッチャー3 ワイルドハント』『Fallout 4』『The Last of Us』の3本です。これらのゲームは本当に素晴らしいので、ぜひ海外版でやってみてください。

本番の試験まであと1か月になった時期からTOEFL iBTテスト対策を始めました。

  • Reading:洋書を読む以外に過去問5回分をやりました。
  • Listening:TEDで、英語のプレゼンテーション(10分~20分程)を毎日聞くようにしました。あとは過去問を5回分です。
  • Speaking:市販の参考書と過去問で対策をしました。正直、勉強不足だったと思います。
  • Writing:Integrated taskは過去問を中心に、Independent taskは毎日1題テーマを決めて30分以内に300単語以上のエッセイを書く練習をしました。タイピングの速さを上げるためにPC上でwritingは勉強をしていました。洋書を読んでいたおかげで、意外にもWritingの表現の幅が増えていたことに驚きました。

受験後の感想

まず過去問のReadingと比べて、本番のReadingはかなり難しいと感じました。そのため最後の数問は時間が足りず、運だめしになってしまいました。本番のReadingは、覚悟しておいたほうが良いと思います。
良かったことは、ListeningとSpeakingの間の休憩時間が10分しかないこともあり、栄養ゼリーのような手軽にエネルギーを補給できるものを持って行ったことです。前半のインプットで疲れた頭を後半のアウトプットに向けて回復させるために何か手軽に食べられるものを持って行くと良いと思います。

メッセージ

TOEFL iBTテストは4時間を超える試験で、受験料も230ドルと、時間的にも経済的にも負担を感じる試験です。そのため複数回受験するよりも、なるべく少ない回数で目標の点数をとるようにしっかりと準備を行うことが大切だと思います。
私見ですが試験の対策ばかりに躍起になるよりも、洋書を読むことや海外のゲームで遊ぶなど、異国の文化に触れる時間の中で身に付けた英語の力が本当の英語力であり、グローバルなのではないでしょうか。何より大切なのが学ぶことそのものに無上の喜びを感じることであり、自分の知らない世界へ進んでいくことだと私は思います。

 

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