“TOEFL iBT® テストは4技能満遍なく実力を試せるため、どの受験生にとっても刺激的で良い経験になる”
大学で英語クラス分けにTOEFL iBT® テストのスコアが必要であったことが当初の受験の目的でした。しかし、TOEFL iBTテストスコアが今後の留学や海外インターンの応募基準の1つであることを知り、本腰を入れて勉強に取り組むことを決意しました。具体的には、ホテルインターンの応募に必須条件であったスコア61を目指し、受験をすることにしました。
私が海外インターンに興味を持ち始めたのは8月末でしたが、必要書類の提出期限は12月だったので、原本が自宅に届く期間を考えると、11月末までには結果を出すべきだと考えました。とにかく時間がなかった私は焦って9月末に受験を申込ましたが、スコアは45(R11・L10・S11・W13)でした。対策もせずに受験したため当然といえば当然の結果でしたが、この結果に「2か月で16スコアを上げることは厳しいな」と自分自身とても落ち込んだのを覚えています。
ちなみに10月に再受験した際のスコアは53(R17・L11・S11・W14)で、チャンスは11月の残り1回のみと後がない状況になってしまいました。
TOEFL iBTテストはReading・Listening・Speaking・Writingの4セクションに分かれており、休憩はListeningセクションとSpeakingセクション間の10分しかありません。そのため集中力を切らさず全てのセクションに取り組むことが難しく、受験後の疲労感が凄まじかったことを覚えています。
また、周りの受験生のSpeakingテストの声やWritingの際のタイピング音など、当初は正直とても気になって仕方ありませんでした。
私に一番足りていないのはリスニング力だと感じたため、毎日通学時間はTOEFL iBTテストのListeningの音源を聞いていました。音源はできるだけスクリプトを作成し、シャドーイングをするように心掛けました。また、その際に出てきた知らない単語はTOEFL iBTテスト専用の単語帳に書き留めて、就寝前と起床後は欠かさず覚えているか確認しました。このおかげで、自然にTOEFL iBTテストに必要なボキャブラリーは身に付いたと思います。
Speakingは、発音というより自分の考えをいかに速く・簡潔にまとめられるかという点の方が重要だと感じたため、とにかく問題集で量をこなしTOEFL iBTテストの形式に慣れることに重点を置きました。
Writingに関しては、とにかくタイピング能力が低かったため、問題を解くことよりタイピングを練習することを優先させました。
結果的に、9月から11月の3か月間でスコアを28アップすることができました。1回目の受験で諦めずに勉強を続けて良かったと感じています。当日は会場に早めに行き他の受験生が少ない状態からスタートすることで、リラックスして試験を受けることができました。3回目の受験ということもありTOEFL iBTテストの問題形式にも試験環境にも慣れて、良い結果を出せたのだと思います。
TOEFL iBTテストを受験する目的は人それぞれですが、目的が何であれ受験にあたり対策を練って勉強していくことは、“英語ともう一度向き合う”良い機会だと思いました。受験をすることで自分の弱点が明確になったり、逆に「私は意外にこれが得意だったんだ!」という新たな発見にも繋がります。また、発見することで今までの自分の学習スタイルを見直すきっかけが生まれ、更なる英語力アップにも繋がると思います。
TOEFL iBTテストスコアを元に留学やインターンを考えている皆さんは、やはり必要なスコアを得ることに気を取られてしまうかと思います。しかし自分に何が足りないかを客観的に分析して、自分の学習スタイルを確立することも大切だと実感しました。私自身スコアがなかなか上がらず勉強が嫌になる時もありましたが、自分の勉強法を見出していく過程で着実に英語力が上がったのだと思います。
最後に、こうして試行錯誤して目標のスコアが取れた時の達成感はのちの自信に繋がりました。TOEFL iBTテストは4技能満遍なく実力を試せるため、どの受験生にとっても刺激的で良い経験になるのではないでしょうか。
1分でわかる!TOEFL iBT®テスト
TOEFL iBT®テスト受験のススメ
TOEFL®Essentials™️ テスト 各セクション紹介動画
TOEFL®Essentials™️ テストは、4技能(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)の総合的な英語力を測る自宅受験型テストです。大学入試などで受験者の英語力を判定する上で、重要な判断材料となることが期待されています。このテストは、「アカデミックな英語力」と「一般的な英語力」を組み合わせて測定します。