“TOEFL iBT® テストの勉強は日常英語上達にも繋がる”
私がTOEFL iBT® テストを受けた目的は、交換留学プログラムに参加するためです。私は交換留学に憧れを抱いていました。しかし当然ながら、交換留学は誰でも行けるわけではなく、私の大学では交換留学に参加するためにTOEFL iBTテストのスコアが必須でした。自分の憧れを実現するために、TOEFL iBTテストを受けることを決心しました。
Reading・Listeningは一人で勉強できる技能なので、練習問題でも安定して正答率6割をキープすることができていました。語彙力には自信があり、1つの長文問題に対して分からない単語が3~5つあるぐらいで、推測でカバーできる程度でした。TOEIC® Listening & Readingテストのスコアだと790ありました。
Speakingに関しては、話す速度、考える速度の両方が遅く、壊滅的でした。
Writingは、学校の授業以外で練習したことはなく、自分の実力を正確に把握していませんでした。
課題は特にListeningとSpeakingセクションにありました。
Listeningは、聞き取りと書き取りの両立ができませんでした。ギリギリ食らいついて聞き取れる程度の能力の私は、メモに気を取られると、大事な部分を聞き逃してしまうことが多々ありました。
Speakingでは、スピード面に課題がありました。大抵の場合は与えられた時間内に意見がまとまらず、自分の意見がすべて時間内に言えない場合が多々ありました。
加えて全体的に、私が持っている背景知識が少なく、精通していない分野の正答率が低くなりがちでした。
Readingはとにかく問題集を解いていました。私は集中力が持続しないので、1つの長文をタイマーで20分測り、解いていました。その中で知らない単語が出てくるたびにノートにメモをしていました。
Listeningは、問題を解いた後、徐々にスクリプトを使いながら細かく理解できるまで聞き続けていました。そのあとスマホに転送し、通学中などに1.5倍速再生で聞き流していました。
Speakingは一番レベルが低かったです。そこで、高望みはせず、取れるスコアだけを確実に確保する作戦を立てました。問題集の模擬解答を深く読み込み、それに近い話の展開で解答できるように努力しました。
WritingもSpeakingに似た勉強法でした。模擬解答の話の論じ方を真似して実践していました。同じ単語の繰り返しを避けるために、似た表現をまとめて暗記しました。また、タイピング速度を上げる練習もしました。
初めてのTOEFL iBTテストは、率直に言うと大変疲れました。多くの量の問題を解くことだけでなく、会場の緊張感やパソコンを凝視し続けることも、予想以上に体力を使いました。試験終了直後は、今までの勉強を生かしきれなかったのではないか?とすごく後悔しましたが、目標以上のスコアを取れて安心しています。
また、TOEFL iBTテストは自分の能力を把握するいい機会でした。Readingの高いスコアで成長を感じつつ、Speakingの低いスコアで今後の課題をしっかり把握することができました。この結果を真摯に受け止め、これからの私の英語学習に生かそうと思います。
私にとってTOEFL iBTテストの勉強はしんどかったです。慣れないテスト形式や難しい語彙がたくさん出てきますし、目標のスコアまで伸ばすためには継続的な努力が必要です。しかし、TOEFL iBTテストの勉強はしんどいことだけではありません。TOEFL iBTテストの勉強は日常英語上達にも繋がります。読めなかった英字新聞が読めるようになった自分を見つけた時、英語の会話が理解できるようになった自分を見つけた時、嬉しい気分になります。そうやって勉強の中に楽しさを見つけ、モチベーションを維持することもスコアに繋がることを今回のテストで私は感じました。機械的に勉強するのではなく、楽しくTOEFL iBTテストの勉強をすることが大切です。ともに英語を学習する仲間として、頑張り続けましょう。
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TOEFL iBT®テスト受験のススメ
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