TOEFLテストや英語学習を通してグローバル人材になるためのヒントをお届けします。
- トップページ
- Interview
- スペシャルインタビュー
- 株式会社ニュー・オータニ ―後編―
スペシャルインタビュー
英語を活かしグローバルに活躍されている方や話題の企業や団体にインタビュー
- 株式会社ニュー・オータニ
- 人事総務部 能力開発課 係長
杉井志帆さん
ホテルニューオータニで人材開発を担当されている、人事総務部の杉井志帆さんのインタビュー後編になります。前編はこちら
“目標までの道のりを逆算して勉強できる人は仕事でも成功できる”
貴社で働くことの魅力を教えてください
- 杉井さん：
- 研修担当という立場から申し上げますと、いくつになっても学ぶ環境があるということが魅力と言えるのではないでしょうか。忙しい業務の中で年月はあっという間に過ぎていきます。特に女性は「私30代になってしまった」「40代になってしまった」などと年齢を気にして落ち込む時があると思いますが、そんな時に「20代の頃はできなかったけど、30代になって英語だけでなくフランス語も話せるようになった」などとステップアップしたことがあれば、自信に繋がって不安がなくなると思います。そういった意味でも「昨年までできなかったことが、今年になってできるようになった」ということが、研修を通して増えていくことは大変良いことだと思いますし、そのように仕事の幅だけでなく、自分の可能性もどんどん広げられる環境が整っていることが魅力です。
採用やキャリアパスにおける英語の重要性について教えてください
- 編集部：
- 採用の時点で英語力というのは必要になるのでしょうか。
- 杉井さん：
- 一般の英語試験で高得点を取っていても実際には英語を話すことが苦手な学生もいるため、選考過程において英語面接も実施しています。ただし、やはり弊社はサービス業であり、かつ企業でもあるので、コミュニケーション力をはじめ、各種スキルを総合的に判断しており、英語のスキルだけで合否が決まることはありません。
- 編集部：
- 海外にも広く展開されていますが、留学などの海外経験は必須なのでしょうか。
- 杉井さん：
- 海外経験のある方の応募が多いのは事実ですが、必須ではありません。逆に海外経験者においても「こんなトラブルがあってどれだけ苦労して、それをどう乗り越えたか」「そこで学んだことは何か」「自分としてはどんな結論を出せたのか」といった個々の振り返りがあった上で「入社したらこの強い思いやポリシーを持ってやっていきたい」といった志があるかどうかの方が大事です。その想いが面接官の腑に落ちるものであれば、間違いなくどこの企業にも採用されると思います。また、就職活動のために形だけの留学をした学生が話すストーリーは、面接のためにどれだけ入念に準備されていても、不思議なもので作り物だと見抜けます。
- 編集部：
- キャリアパスにおける英語の重要性を教えてください。
- 杉井さん：
- ホテル業界において英語というのは、顧客満足度に最も繋がる重要な部分であると思います。そのため「英語が話せないというのは、顧客満足度向上に貢献ができていない」ということになります。そういった意味でも弊社でキャリアパスを考えた時には、英語はやはりもっとも重要なスキルの1つです。
TOEFLテストについてのお考えをお聞かせください
- 杉井さん：
- 受験したことはありませんが、個人的な意見として英語能力の測定だけでなく、学問として大変良いものだと思います。テクニックを覚えたら点数が取れる試験と違い4技能を勉強しないと取れないので、本物の英語力を測定するという意味でも、弊社を含めあらゆる企業でTOEFL® テストのスコアを基準にして採用するようになると良いと思います。
TOEFL Web Magazineの読者にメッセージをお願いします
- 杉井さん：
- 英語の勉強は皆さんを助けます。社会人になるとなかなか勉強する時間がとれないので、学生という若く時間のあるうちに勉強しておけば社会人になって楽になるでしょう。是非頑張って勉強を続けてほしいと思います。
また、難しいと言われているTOEFLテストのスコア目標を設定して、その目標までの道のりを逆算して勉強できる人は仕事でも成功できる人だと思います。自分でハードルを高く設定した上で計画通りに実現する力というのは、社会人として必要なスキルです。仕事ができるかっこいい社会人になるためには、かっこいい学び上手になることが第一歩だと思います。TOEFLテスト受験のために、このWebマガジンを読んでいる時点で学ぶことが嫌いではない方たちだと思いますので、社会で成功できるレールの上にいるはずです。読者の方は、そんな風にぜひご自身を褒めながらTOEFLテストやその先の目標にチャレンジをしてほしいです。
▲国内外への広報を担当している田中小百合さん（右）とエントランスにて
- 株式会社ニュー・オータニ
- 日本庭園に囲まれた、1964年創業のホテルニューオータニ。
「エグゼクティブハウス 禅」、「ザ・メイン」、「ガーデンタワー」の３つのホテル、個性豊かなレストランや、大小の宴会場、ショッピングアーケードがあり、皆さまのあらゆるご要望にお応えします。
上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。