留学経験者インタビュー

留学して何を得て、何が変わった?留学経験者にインタビュー

  • 胡驥晟さん
  • 2013年 TOEFL®テストスカラシップ受賞者
    アメリカ/コロンビア大学留学

 

“普段体験できないような壁を乗り越えることにより、必ず自分自身の成長につながる”

なぜ留学し、コロンビア大学を選びましたか

高校在学中に一度観光でアメリカを訪れたことをきっかけに、アメリカへの興味を持ち始めました。アメリカには、世界のトップスクールが数多くあります。また、少人数クラスで授業が行われ、豊富なディスカッションがあると聞き、一気にアメリカへ留学したいという気持ちが高まりました。学部時代に勉強していた工業工学をより深く学びたいという考えから、大学院でもそれを続けていくことを決めました。工業工学の領域での教育に卓越した大学院のうち、コロンビア大学は、ほかの学校に比べ、立地、気候という2つの点においてより優れていると感じ、そこへ留学することに決めました。

TOEFLテストのスコアは何点以上必要でしたか、またどのような勉強をしましたか

コロンビア大学のIndustrial Engineering and Operations Research (IEOR)プログラムでは、TOEFL® テストは100点が求められています。TOEFLテストの勉強には、英語の環境に身を置くことが効果的です。TOEFL iBT® テストが求めている能力は、コミュニケーション能力に他なりません。普段から新聞などを読み、ニュースを聞き、そして英語を話す、書くチャンスを見つけ、積極的に練習することが重要だといえます。 また、TOEFL iBTテストの試験問題の形式にも慣れておくことが必要です。公式テキスト(The Official Guide to the TOEFL® Test)で質問の形式を理解し、問題集を使い繰り返し練習することによって、試験時間の長さに慣れ、本番でより効率的に問題を解くことが可能になります。問題集には、Delta's Key to the TOEFL® Test、Barron's TOEFL iBTテスト、そしてCracking the TOEFL iBTテストを使いました。問題を繰り返し解く中で、自分が苦手とするセクションがスピーキングであることがわかりました。これを克服するため、スピーキングだけを集中的に練習しました。スピーキングの練習のため、ストップウォッチを使用し、本番と同じ時間で話せるまで同じ質問に対して繰り返し解答しました。

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【コロンビア大学・ロウ記念図書館前の“ALMA MATER”】

 

留学中のエピソードを教えてください

学部時代に比べ、確実にワークロードは増えましたが、息抜きの時間も大切にしています。現在、様々な国から、様々なバックグラウンドを持つ人たちが住んでいるInternational Houseという施設に住んでいます。ここでは、コロンビア大学の学生をはじめ、ニューヨーク大学の学生や、ミュージックスクールに通うミュージシャンなど、才能ある多くの方に出会うことができます。特に、毎月行われるIce cream socialでは、みんなでアイスクリームを食べながら、彼らから様々な興味深い逸話を聞くことができます。これにより、飛行機に乗ることなく、文化や習慣の違いを知ることができ、世界旅行の気分を味わえます。これは、私にとって、本当に貴重な経験でした。

留学したことでどんな影響がありましたか(留学で得たもの)

先日、1学期目の授業が終わりましたが、言語はもちろん、授業スタイルや課題の形式など、初めての環境での勉強は私にとって大きなチャレンジとなりました。ものすごいスピードで展開される講義を聞き、悩みに悩んでやっと解答にたどり着く課題をこなすことによって、改めて時間の大切さを認識させられました。また、限られた時間を各課題にうまく割り当てる能力も試され、友人をはじめ、学部時代にはあまりしなかった教授やTAへの質問を積極的に行うようになりました。これにより、学部時代に比べ、教授、TA、友人たちとより深い関わりを持つことができました。

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【2013年のThanksgivingに、International houseで行われた
Thanksgiving dinnerの写真。左側白い服を着ているのが筆者】

今後の展望についてお聞かせください

2014年末に卒業を予定しています。その後は、アメリカで就職しようと考えています。技術系のコンサルティング会社を志望しています、現在は、そのための第一歩となる、夏季インターンシップ先を探しているところです。

これから留学を考えている人へのメッセージをお願いします

これから留学を考えている方にとって、あきらめない、そして後悔しないという2点が最も重要だと思います。留学すると決めたら、全力を出して自分の目標に向かって進む。留学中、慣れない海外の地での生活では、壁にぶつかることがあると思います。そのようなときには、自分の目標を再確認し、今、その目標に向かって前進しようとしているのだと自分に言い聞かせることによって自分を励ます。これは、壁を乗り越えていく助けとなります。また、どんなに苦しくても、決して後悔する必要はありません。なぜなら、留学は、誰でもできることではなく、異文化の地での教育を受けることで、すでに多くの貴重な体験をしています。普段体験できないような壁を乗り越えることにより、必ず自分自身の成長につながると考えることで、ポジティブな気持ちへの刺激となると思います。

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【雪の日に撮ったInternational houseの外観】

 

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