TOEFL ITP®テストで文法問題が出題されるのはなぜですか
TOEFL ITPテストにはTOEFL iBT®テストで出題されない文法問題がありますが、なぜですか。
TOEFL®テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体Educational Testing Service(ETS)の公認トレーナーとして活躍されている先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFL ITPテストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
文法問題ではなく、Writingの知識を間接的に測定
東洋大学 金子雅也先生
TOEFL iBTテストにはWritingセクションがありますが、TOEFL ITPテストではWritingに必要な知識があるかを間接的に測定しています。例えば、英作文を提出する前に、間違いがないか見直しをして書き直しをすると思います。Writingに必要な構造的・文法的誤りを認識する力があるかをTOEFL ITPテストでは測っているのです。TOEFL ITPテストがGrammarという言葉を使っていないように、文法試験ではなく、Writingの知識を有しているかTOEFL ITPテストでは間接的に測定をしています。
間接的にスキルを測る
城西大学 鬼頭和也先生
TOEFL iBTテストは4技能を直接測ることができますが、TOEFL ITPテストにはWritingセクションがありません。Structure and Written ExpressionはWritingで必要なスキルを文法の形で出題することで間接的に測っています。またETSの調査によると、WritingスキルとStructure and Written Expressionでのスコアには相関関係にあると説明しています。
TOEFL ITP®テスト(団体向けTOEFL®テストプログラム) 概要
このビデオでは、TOEFL ITPテストの概要について説明いたします。