“TOEFL ITP® テストの勉強を通して、本当に英語の基礎を学べた”
大学の交換留学制度を利用したいと思い、TOEFL ITP® テストを受験しました。私が在籍している大学の協定校ではTOEFL iBT® テストかTOEFL ITPテストのスコア提出が求められている大学がほとんどでした。私の留学希望先大学もどちらかのテストのスコア提出を求めていたことと、TOEFL iBTテストと比べて受験料が割安なことが、私がTOEFL ITPテストを受験した理由です。
大学1年生の5月に初めて受験したときは427点でした。大学受験では特に読解を集中的に勉強したため、Reading Comprehensionセクション(Section3)は他のセクションに比べれば点が取れたのですが、Listening Comprehensionセクション(Section1)やStructure and Written Expressionセクション(Section2)については、ほとんど当てずっぽうで問題を解いていました。他の大学に在籍している友人達の点数と比較してみると、「私の点数は平均的な大学生の点数なのかな」という印象でした。
私はリスニングが最も点が取りにくく、点が伸びにくいという印象を受けました。リスニングはSection1なので、ここで失敗すると次のStructure and Written ExpressionセクションやReading Comprehensionセクションの時に集中できないというのが難点でした。また、集団受験なので部屋が広く、自己学習の時とではスピーカーから出る音の響きが違ってくるので聞きづらいというのも難点でした。また、すべてのセクションで焦ってしまうことも難点でした。例を挙げると、読解問題では文章を読むのを焦ってしまい、あまり理解していないままの状態で問を解くので答えを選ぶ決め手がなく、再度文章を読むことになるなど時間のロスがありました。そのため何回もテストを受けて、本番に慣れるというのも課題の一つでした。
主に、専修大学で開講されているTOEFL ITPテスト対策講座を受講したり、市販の問題集を活用して受験対策をしました。リスニングに関しては最初問題を解くことばかりしていてもなかなか点数が伸びなかったので、問題を解くということよりも話者がなんと言っているのかに重点をおいて勉強しました。そのため、ディクテーションやシャドウイングをしたりなどして、同じ問題を何度もやりました。文法問題に関しては問題をいくつかのパターンに分けて勉強しました。見た瞬間に「この問題はこのパターンだ」と分かるようになるために同じ問題集を何回も繰り返しました。練習問題でほとんど間違えなくなると自信がついてきて、本番でもStructure and Written Expressionセクションは精神的に余裕があったのを覚えています。読解問題に関してはスピードも求められますが第一に問題に正解しなくては意味がないと感じました。私には大学受験で英語を勉強したことで、ある程度の基本的な英単語の知識がありました。専門的な英単語の対策としては市販のTOEFL® テスト用の単語帳で勉強するなどして対策していました。あとはひたすら同じ文章を音読してスピードを上げていました。
TOEFL ITPテストの勉強を通して、本当に英語の基礎を学べたと思います。こんなに基礎が抜けていたのかと驚くほどでした。さらに3つのセクションの勉強は、それぞれのセクションが他のセクションの力を伸ばしてきているという印象を受けました。私が一番印象に残っている事で例を挙げると、文法問題の勉強で文にたくさん触れていると、最初は単語ごとにしか聞き取れなかったリスニングが文として聞き取れるようになっていったということがありました。さらに、試験会場や講座で何度も顔を合わせているうちに自然と留学という同じ目標を持った仲間も増えました。
コンスタントに勉強することが求められるテストだと思います。点数に伸び悩む時期もあると思いますが、それでも努力を続ければ必ず結果は後からついてくるということを半年間のTOEFL ITPテストの勉強を通して学びました。みなさんの夢や目標を叶えるためのテストですのでぜひ挑戦してほしいと思います。みなさんの夢や目標が叶うことを心から祈っています。
(*)①TOEFL ITP® テストは、マークシートを使った多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITPテストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITPテストWebサイト「テストの構成」をご確認ください。
TOEFL ITP®テスト(団体向けTOEFL®テストプログラム) 概要
このビデオでは、TOEFL ITPテストの概要について説明いたします。