“TOEFL ITP® テストを受験して、英語に対するモチベーションが上がった”
順天堂大学の英語教育の一環で受験しました。
初めてTOEFL ITP® テストを受験した時は、大学受験が終わってから2か月くらい英語に触れていませんでした。そのため、英語を読むスピードが遅くなっており時間内にReadingを終えることができませんでした。また、Listening力も衰えており、流れてきた英語を聞き取ることができませんでした。
Listening Comprehensionセクション:流れてきた英語をしっかり聞き取ることが十分にはできませんでした。
Structure and Written Expressionセクション:文法のパターンを掴むことが難しかったです。
Reading Comprehensionセクション:時間内に問題を解き終えられるように、文章を読むスピードを上げる必要がありました。
Structure and Written Expressionセクションには2つの形式の問題があります。未完成な文章に適切な選択肢を入れて文章を完成させるものと、不適切な形で使われている部分を指摘するものです。この2つは全く別の問題形式ですが、解くのに必要な文法知識は共通しています。それは、英語の品詞を考えることと、文章の構造を掴むことです。たとえ知らない単語が出てきても、その知らない単語を塊で考えることで、その問題の文章の構造を掴むことができます。ただし、ある程度の単語の意味は覚えておく必要はあると思います。普段私がStructure and Written Expressionセクションを勉強する時はこの2つに注意して勉強していました。
Listening Comprehensionセクションの問題文は、センター試験や大学受験で出る問題と違い、一度しか読み上げられないため、集中して聞く必要があります。また、意味が取りにくい短い定型文だと感じることがあったので、TOEFL ITPテストの過去問を解いて押さえておきました。あとは、毎日英語の文章やニュースなどを聞いて自分の耳に英語を慣れさせていました。その際ただ英語を聞くのではなく、まず英語を聞いてみて、その次にスクリプトを見て、CDと同じスピードで言えるように何度も音読していました。
Reading Comprehensionセクションは私にとって一番対策が大変でした。初めてTOEFL ITPテストを受験した時は、大学受験の英語と違ったために時間が足りず、試験時間の後半は焦ってしまい、問題に集中できませんでした。時間内に終えるには、大問1題あたり10分弱で問題を解かなくてはなりません。そのため、私は大学の授業で行った多読学習において小説や新聞などを読むことにより、とにかく多く文章を読んで、英語を読むスピードを上げることに専念しました。すると自然にStructure and Written ExpressionセクションやListening Comprehensionセクションの文章や選択肢を読むスピードも上がり、テスト全体の対策ができたと思います。単語については、受験時の英単語の知識で対応することができました。
英語の勉強をしていく中で、なかなか英語が頭に入ってこない時期もありました。その時は、点数が伸びないと焦って闇雲に勉強するのではなく、落ち着いていつも通りの勉強を維持するように心がけました。
2回目にTOEFL ITPテストを受験したときは対策をしていたこともあり、英語を読むのにあまり抵抗がなかったため、集中して問題に取り組むことができました。
Listening Comprehensionセクション:普段の勉強では、一問ずつ解いて解答を確認していたこともあり、通しで解いていなかったため、各問の間の時間でその問題を解いて次の選択肢を読むのがとても大変でした。
Structure and Written Expressionセクション:時間内に終わったので、見直しをする際に、解答時にマークしておいた不安な問題を、残り時間で解くようにしていました。また、マークミスも確認をしました。
Reading Comprehensionセクション:時間ギリギリに終わったこともあり、特に見直しはできませんでした。
TOEFL ITPテストを受験して、英語に対するモチベーションが上がりました。将来海外に留学したり、自分の研究を海外の学会で発表する際に、英語は必ず必要となります。そのために私は普段の医学の勉強の際に日本語と英語を一緒に覚えるようにしています。TOEFL ITPテストのために英語を勉強するのではなく、自分の将来のことも考えてこれからも英語の学習に力を入れていきたいと思います。
(*)①TOEFL ITP® テストは、マークシートを使った多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITPテストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITPテストWebサイト「テストの構成」をご確認ください。
TOEFL ITP®テスト(団体向けTOEFL®テストプログラム) 概要
このビデオでは、TOEFL ITPテストの概要について説明いたします。