TOEFL ITP® テスト受験者の声

受験経験者による体験レポート。ワンポイントアドバイスも!

  • 田村京介さん
    神田外語大学

  • 【TOEFL ITPテストスコア】(*)
    2015年3月 <Level 1>443
    2018年1月 <Level 1>570
    スコア127上昇

 

“勉強のペースを作るため、英語の習熟度を測る1つの基準にするために受験”

受験目的

大学入学時に必修授業のクラス分けのため、新入生は受験が必須でした。その時が初めてのTOEFL ITP® テスト受験でした。それ以降は自身の勉強のペースを作るため、英語の習熟度を測る1つの基準にするために受験を続けていました。3年生の前期に交換留学を視野に入れ始め、そこからは協定校の語学力の基準をクリアするため受験をしていました。

受験時の英語力

初めて受験した時は、大学入学直前の3月でした。受験勉強は主にセンター試験対策で、受験期後半はセンター試験の模試で平均して7割程度、調子の良い時は8割いくこともありました。基礎的な文法事項は押さえており、長文読解もセンター試験程度の難易度ならなんとか解き切るといった感じでした。英単語は『システム英単語』で勉強し、2000語ぐらいの語彙は理解していたと思います。

受験時の課題

初めて受験した時の感想は「単語難しすぎ!」でした。長文が今まで受けてきた試験よりも圧倒的に難しく感じ、時間も足りませんでした。そのためまずは語彙力強化が必須だとその時感じました。

リスニングに関しても、とにかく速くて長くて何を言っているのか分かりませんでした。TOEFL ITPテストで点を取るには、今までのように座学で知識を詰め込むだけでなく、実際に学んだ英語を使っていかないと到底高得点には及ばないことを痛感しました。

長文読解のための語彙力、リスニングのために実際に英語を話す機会の確保を意識して勉強を始めました。

受験対策

「TOEFL ITPテスト対策」をそれほどしていないのが私の対策法と言えます。実際の英語に触れ、authenticな教材で勉強することが対策でした。例えばリーディングはBBCなどのニュース記事や、英語母語話者が書いたエッセイなどをネットで見つけ、読んだものを要約し、オピニオンを書き何故そう思うのかのサポートリーズンを立てるということを2年生の1年間続けていました。記事の中で出会った単語をアプリの単語帳に入れ語彙の強化を図りました。

リスニングに関してもアメリカのドラマを日本語字幕で見て、英語の表現に対し日本語訳が面白いと思ったところをアプリに入れました。これがリスニングパートに出てくる日常会話表現の強化に繋がったように思います。何より、普段生きた英語を聞いていることで自信がつき、テスト中も焦らずに聞けるようになりました。

普段はauthenticな教材で勉強し、テスト2週間前ぐらいになったら過去問を解いて時間の感覚などを調節します。もちろんこの時に知らない単語などがあったらアプリに入れます。過去問を解くときは、1回目はテスト同様で解きますが、解き直しの時は、また同じ問題が出たら満点が取れるように時間をかけて表現を拾い、リスニングも音源を何度も聞きます。すぐに新しい問題に手を出すより、理解した状態で同じ文章を読んだり、聞いたりすることが重要だと思います。

受験後の感想

とにかく難しいというのが初めて受験した時の感想でした。

リスニングに関しては、とても長くて、集中力を保つのが本当に大変でした。最後の講義を聞くところは内容がアカデミックということもあり、ほとんど何を言っているか分からない状態でした。長文に関しては語彙が難しい上に、こちらも内容がアカデミックで全く馴染みのない話を読むのが苦痛でした。たとえ単語が分かったとしても背景知識がないがために理解に時間がかかることも多かったです。普段から幅広い話題に触れるのが大事だと感じました。

メッセージ

大学4年生になって思うことは、留学で必要になるTOEFL® テストなどの資格試験は1、2年生のうちに早めにスコアを上げておくべきだということです。

1つは留学に関して選択肢がかなり広がるということです。私自身、1、2年生の時は留学を視野に入れていなかったためTOEFLテスト対策はあまりしていませんでしたが、語学の勉強はしっかりと続けていたため、2年生の春休みに留学を考え始めた時にすぐにTOEFL ITPテスト対策に移行できました。そう言った意味でも早めにスコアを上げておくことをおすすめします。

また、TOEFL ITPテストは英語の基礎力を上げるための良いターゲットになるので、TOEFL ITPテストで高いスコアを取れるように勉強することは、英語で本を読んだり、TED Talksなどで英語を勉強する時に役立ちます。

難しいテストですが、それだけ内容は濃く勉強する価値のある内容です。ぜひ早めに勉強を始め、ガンガンスコアを上げてください!

 

(*)①TOEFL ITP® テストは、マークシートを使った多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITPテストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITPテストWebサイト「テストの構成」をご確認ください。

 

  • TOEFL ITP®テストとは
  • TOEFL ITPテストプログラムは、学校・企業等で実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。
    ※TOEFL ITPテストは団体対象のテストプログラムのため、個人または個人の集まりでのお申込・受験はできません

    https://www.toefl-ibt.jp/toefl-itp/
TOEFL ITPテスト公式教材
  • TOEFL ITP®テスト公式教材
  • TOEFL ITPテスト公式教材とは、TOEFL ITPテスト作成・実施団体であるETSがTOEFL ITPテスト受験を目指す皆さまのために制作しているテキストや問題集などの受験準備用教材のことです。これから参考書を探す方も、仕上げの問題集を探している方も、是非TOEFL ITPテスト受験に備えて公式教材をご利用ください。

 

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