“TOEFL ITP®テストを通して、特に文法力と単語力をぐんっと伸ばすことができた”
アメリカへ交換留学に行くために受験しました。私の大学ではアメリカの大学に留学するために最低限、TOEFL ITP®テスト500点以上を取得する必要がありました。初めの英語力はとても低かったものの、必ず留学に行くと心に決め、勉強をしました。一度きりのチャンス、また、初めての受験だったため不安が大きくありました。
私は2019年の8月から留学に向けて英語を勉強し始めました。入学後6月に受けたTOEIC®テストでは350点。英語の基礎すらない状態でしたが、留学に向けてIELTSTMの勉強から始めました。その後TOEFL ITPテストの存在を知り、11月頃からTOEFL ITPテストに切り替えて勉強しました。
勉強期間は1か月と10日ほどだったと覚えています。英語力に関しては、複雑な文法や分からない単語など多くありましたが、ギリギリ全ての問いに解答することができました。
Listeningは、簡単な文法なら理解し聞き取ることができましたが、複雑な文法などが出てくると混乱してしまうことがありました。分からない部分は推測しながら解答していました。
ずばり時間と集中力の勝負です。StructureとReadingのセクションは、時間内に全て終わるように普段から解答時間を気にしながら勉強していました。私の場合、時間に余裕がないと焦ってしまい、普段なら簡単に解けるところも出来なくなってしまうので、時間配分は特に注意をしました。また集中力が散らないように気をつけて、問題を解いていました。
私の場合は500点を超えることが目標だったので、勉強期間が少なかった中で立てた戦略は一番点数の取りやすいStructureにフォーカスして勉強することでした。Structureへの対策は、『全問正解するTOEFL ITP® TEST文法問題対策』というテキストを使って勉強しました。この本は10周ほどしました。とても分かりやすく楽しく勉強できます。
Readingはあらゆる問題集を解き、できるだけ問題になれるようにしました。最後の仕上げで公式問題集を使い対策しました。また、単語に関しては『TOEFL®テスト英単語3800』の単語帳を使いました。
Listeningは自分の中で一番不安がありました。そのため、問題数の多い『TOEFL ITP® TESTリスニング完全攻略』というテキストを使いました。同じ問題を何度もやり、量をこなすことである程度不安をなくすことができました。同様に仕上げは『TOEFL ITP®テスト 公式テスト問題&学習ガイド』で対策しました。
受験が終わった直後は、正直、ダメだと思いました。しかし、自分の出せる力を出し切れたという感じはありました。
今考えてみると、TOEFL ITPテストを通して、特に、文法力と単語力をぐんっと伸ばすことができたと思います。決して無駄にならない試験だと思います。
まだまだ未熟な私ですが、私から言えることとすれば、何かの物事に挑戦するならとことん全力で向き合い、終わった後の結果がどうであれ、後悔することのないように、努めることがとても重要だと思います。また、もう一つ重要なことは楽しんでやること。
体調に気を付けながら、自分を信じて頑張ってください。私自身もまだまだ頑張ります。
(*)①TOEFL ITP® テストは、マークシートを使った多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITPテストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITPテストWebサイト「テストの構成」をご確認ください。
TOEFL ITP®テスト(団体向けTOEFL®テストプログラム) 概要
このビデオでは、TOEFL ITPテストの概要について説明いたします。