“TOEFL ITP®テストは英語学習のマイルストーン”
私たちの大学では入学時をはじめとし、毎年TOEFL ITP®テストの受験が義務付けられています。英語の授業のクラス分けに使用したり、学習の進み具合を測るために受験するのですが、受験をするにしたがって受験目的が「必修だから」といった消極的なものから「自分の英語学習に足りないところを見つけるため」という積極的なものに変わっていきました。
初回の受験時には同級生と比べてもかなり低い英語力だったと思います。大学受験で通った塾の授業以外では英語に触れずにいたので、4技能のうち特にListeningが弱く、Speakingに至っては壊滅的でした。Readingは一番得意だったものの、TOEFL ITP®テストの問題文程度の文章でも読むのにかなりの時間を要し、目で文字を追うのが精一杯でした。
一番苦手だったListeningは、問題文の音声が一度しか流れないことで緊張してしまったり、前の問題について考えているうちに次の音声が始まってしまうことが多々ありました。また、大学受験後に緩んだ気持ちのまま受験していたので、Structure/Written Expressionのセクションではケアレスミスもたくさんあったと思います。Reading力も弱かったため、英語の4技能を総合的に上げていき、試験に慣れることが必要だと考えました。
私の大学では英語の授業がとにかく多いので、授業に出席して英語に多く触れることを大事にしました。また、大学でTOEFL ITPテストの模試が複数回実施されていたので、それらを目指して英語力を上げつつ、試験に慣れるようにしました。
大学外でも英語の学習を続け、Listening対策では英語のPodcastを1日2時間以上聴く、日本語のニュースを見るのをやめてBBC Newsを見る、英語学習用のアプリをインストールして毎日使うなど日常生活の中で英語に触れる工夫を多くしました。また、受験前にはテストで使えるコツを覚え、点数の底上げを図りました。
受験中、以前は苦労していたReadingがすらすら読めて、書いてある内容を楽しめたときには感動しました。また、Listeningのパートをはじめ、最後まで焦ることなく解けたことで自分の実力を発揮できたと思います。点数やCEFRのレベルが上がったことで自分の英語力の伸びが客観的に分かり、努力の甲斐があったと嬉しく思いました。今後は満点を取れるような英語力を付けられるように、さらに学習を重ねていきたいと思います。
私はTOEFL ITPテストの受験を目標にして学習を頑張ったことで、多少なりとも自信を付けることができたと思います。また、英語に慣れたことで、英語でためらわずに人と話したり、文章を読み書きしたりすることができるようになりました。英語学習に終わりはありませんが、その中で現在の自分の立ち位置を示してくれるTOEFL ITPテストは貴重なマイルストーンだと思います。ここまでレポートを読んでくださった皆さまも、ぜひテストの受験をきっかけに、その先の英語学習を続けていってほしいと思います。
(*)①TOEFL ITP®テストは多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITPテストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITPテストWebサイト「テストの構成」をご確認ください。
TOEFL ITP®テスト(団体向けTOEFL®テストプログラム) 概要
このビデオでは、TOEFL ITPテストの概要について説明いたします。