TOEFL ITP® テスト受験者の声

受験経験者による体験レポート。ワンポイントアドバイスも!

  • TOEFL ITPテストペーパー版 TOEFL ITPテストデジタル版
  • S.Aさん
    立正大学

  • 【TOEFL ITPテストスコア】(*)
    2019年1月 <ペーパー版Level.1>443
    (Listening: 44、Structure/Written Expression: 44、Reading: 42)
    2019年3月 <ペーパー版Level.1>453
    (Listening: 48、Structure/Written Expression: 45、Reading: 43)
    2020年9月 <デジタル版Level.1>490
    (Listening: 53、Structure/Written Expression: 45、Reading: 49)
    スコア47上昇

 

“役に立たない部分がない勉強し甲斐のあるテスト”

受験目的

私の学校では学校のプログラムを使って留学するためにTOEFL ITP®テストのスコアが必要だったことと、英語系の学部に所属しているということもあって色々な種類の英語試験を受けておきたいという気持ちもあり受験しました。1、2回目は留学に申込むために受験し、3回目は帰国後に力試しのために受けました。また、今までは仕事で使える英語を学んできましたが、TOEFL ITPテストは単語や会話のジャンルが大学生活だったので学生の日常会話を学ぶ上で良い機会でした。

受験時の英語力

1回目の時は文法を覚えておらず、試験は感覚で受けていました。英語力は高校2年生ぐらいのものだったと思います。そこからTOEFL ITPテスト対策ではなく文法と単語、Listeningのセクション1だけを繰り返しやりました。2回目では1回目より問題慣れしたことによって点数が上がったのだと思います。英語学習を基礎からやり直した後に受験した3回目は耳が英語に慣れており、また英語の書籍を読んでいたので以前と比べて英語力は上がったと思います。

受験時の課題

他の試験に比べてTOEFL ITPテストは参考書が少なく、テスト対策の授業もなかったので、問題に慣れていなかったことが一番の課題だったと思います。Listeningは速いテンポで進むため、次のセクションがどんな内容なのかを考えずに解き進めていけたらよかったなと思います。Readingでは問題文を読みながら解くのか、読んでから本文を読むのか自分の中で確立できていなかったため時間のロスにも繋がっていたと思います。問題量が多いため、いかにして解くかが課題でした。

受験対策

参考書を1冊買い、それを2周しました。TOEFL ITPテスト用の参考書は書店であまり多く見かけなかったので、それぞれのセクションのアドバイスと例題があるものを購入しました。1回目の受験で今まで馴染みのある単語とは大幅に違うと思ったので2回目以降は単語に力を入れました。3回目の時はReadingの対策でスキミングとスキャニングを練習しました。その他は、インターネットで解き方や問題数を確認し、スコアグラフなどを見てモチベーションを上げていました。

受験後の感想

初めてペーパー版を受けたときは、Listeningでスピーカーの話す速度が思っていた以上に速かったことや、Readingは最後まで終わらず焦りました。2回目にペーパー版を受けたときは問題構成に慣れたせいか、落ち着いて受験することができました。3回目はデジタル版で受験しました。久しぶりに受けたということと、オンライン上で何かトラブルがあったらどうしようという不安でパソコンの前で緊張してしまいました。Listeningはペーパー版もデジタル版もさほど変わりなく受けることができました。Readingでは、最初に設問を確認したい場合に何回も“NEXT”ボタンを押さなければいけなくて、また1問目に戻るときに“BACK”を何回も押さなくてはならなかったので、もし電波が悪かったら大幅なタイムロスになってしまう(※1)と少し焦りました。
ペーパー版とデジタル版の両方を受験して、ペーパー版の方が融通が利いて楽だなと思いました。ただ、デジタル版は解答に直接チェック(※2)ができ、書き写しミスや確認をしなくてよいので、時間短縮に繋がったと思います。

メッセージ

TOEFL ITPテストは先生と学生、学生同士の日常会話がListeningの問題として出題されます。テンポが速く、読めば理解できる文も聞こえないことがよくありました。私はシャドーイングをしてから少しずつ聞こえるようになったので、時間があればお勧めします。Readingは生物、化学、教育、心理などのジャンルが多く、話の要の動物名や現象名などの単語が分からないと焦ってしまい、読み解くのに時間がかかってしまうと思います。だから、幅広く単語を覚えておくか、キーワードで予測する力がとても必要になってくると思います。TOEFL ITPテストは使える英語を勉強していく上で、役に立たない部分がない勉強し甲斐のあるテストだと思います。

 

(※1)デジタル版の実施の際には受験時のネット環境が良好である必要があり、事前にチェックをいただきます。
(※2)ペーパー版は問題用紙と解答用紙が分かれております。

(*)①TOEFL ITP®テストは多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITPテストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITPテストWebサイト「テストの構成」をご確認ください。

 

  • TOEFL ITP®テストとは
  • TOEFL ITPテストプログラムは、学校・企業等で実施いただける団体向けTOEFL®テストプログラムです。団体の都合に合わせて試験日、会場の設定を行うことができます。
    ※TOEFL ITPテストは団体対象のテストプログラムのため、個人または個人の集まりでのお申込・受験はできません

    https://www.toefl-ibt.jp/toefl-itp/
TOEFL ITPテスト公式教材
  • TOEFL ITP®テスト公式教材
  • TOEFL ITPテスト公式教材とは、TOEFL ITPテスト作成・実施団体であるETSがTOEFL ITPテスト受験を目指す皆さまのために制作しているテキストや問題集などの受験準備用教材のことです。これから参考書を探す方も、仕上げの問題集を探している方も、是非TOEFL ITPテスト受験に備えて公式教材をご利用ください。

 

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