“受験を続けることで継続的な英語力の向上が見込める”
私が在籍している山梨学院大学国際リベラルアーツ学部(iCLA)ではTOEFL ITP®テストの受験が必須となっており、自身の英語力の確認やクラス分けのため、留学に必要な英語力を身に付けるためと様々な用途で使われています。TOEFL ITPテストを受けることによって、ただ英語がうまくなりたいという漠然とした目標が、スコアを伸ばしたいという一つの明確な目標になりました。
もともと私は英語に興味はありましたが、中学、高校としっかりとした勉強はしてきておらず最初にTOEFL ITPテストを受けた時も他の学生と比べても低い点数でした。国際系の学部に入学して授業のほとんどが英語で行われるのにもかかわらず、自身の英語力の低さを恥ずかしく悔しく思い、そこから本格的な英語の勉強を始めました。
TOEFL ITPテストを受けてみて自分には単語力と読解力が圧倒的に足りないと気づきました。特にリーディングセクションではこれまでしっかりと長文英語を読んだことがなかったので、知らない単語につまずくことも多く、限られた時間内で5つの長文を読むのは最初のうちは大変でした。リーディング対策としてより多くの単語を習得するのはもちろん、長文英語を読む過程でも時間を測りながら語句問題などのシンプルな問題から手をつけるなど工夫して練習していました。
受験対策としては特別なことはしておらず、大学の授業や設備が受験勉強としてとても役に立ちました。iCLAでは英語受験対策に特化した図書館(LAC)がありそこでTOEFL ITPテストの勉強のために対策本やCDプレイヤーを借りることができ、個室を含む勉強スペースも完備しています。LACにはアドバイザーの先生もおり、自分の苦手教科に合ったおすすめの教材を教えてくれました。私は対策本を一冊も買うことなく大学の豊富な教材と充実した設備で十分な勉強ができました。また、大学ではTOEFL ITPテストを受ける学生のために特別集中講座が開かれます。そこでは、先生方が各セクションの基礎的な解き方から、効率よく問題を解くための豆知識など、様々なアドバイスをくださいました。大学側からの充実したサポートは自身の英語力を高めるために大切なものだと感じました。
TOEFL ITPテストを定期的に受けることによって自身の英語力を確認できるだけでなく、良い点数を取るためのモチベーションになったことが印象的でした。大学ではほとんどの学生がTOEFL ITPテストを受験するため、そこで良い点を取るという意識が高く友達と一緒に勉強して教え合うなどして楽しく勉強することができました。大学の授業に加えて自主学習のモチベーションとして最適だと思います。
はじめはどのように勉強すれば良いかわからなかったり、思ったように点数が取れなかったりしましたが、TOEFL ITPテストは何度も受験を繰り返して勉強すれば、勉強しただけ点数が上がるものだと感じました。特に文法セクションはいくつかの型を習得すれば効率的に点数を獲得することができます。受験を続けることで継続的な英語力の向上が見込めるので定期的な受験をお勧めします。がんばってください!
(*)①TOEFL ITP®テストは、多肢選択式のテストで、Level 1、Level 2の2つのレベルがあります。問題の内容はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されており、Level 1、Level 2とも3つのセクションに分かれています。
・Level 1(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension)
・Level 2(Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading and Vocabulary)
②TOEFL ITPテストスコアは、各セクションの素点(=正当数)を換算表(非公開)で換算し、そのスコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入して計算されたものが合計得点となっています。
詳細はTOEFL ITPテストWebサイト「テストの構成」をご確認ください。
TOEFL ITP®テスト(団体向けTOEFL®テストプログラム) 概要
このビデオでは、TOEFL ITPテストの概要について説明いたします。