皆さんは、英作文学習の際に、英和・英英辞典を使っているでしょうか?恐らく、和英辞典を使って、それで済ませている人も多いことでしょう。しかし、それでよいのでしょうか。誤解をしてほしくないのですが、英作文の学習において、和英辞典を使うことは、決して悪いことではありません。むしろ、辞書をどんどん利用してほしいと思っています。
英作文学習において、和英辞典を使うことは誰でもすることだと思います。しかし、和英辞典に出ていない表現を英文にするには、どうすればよいのでしょうか?ここで考えるのが、コロケーションであると思います。『英語コロケーション研究入門』の著者である堀正広氏によると、コロケーションとは単語同士の一種の相性の問題であると言っています。例えば、「風呂に入る」という表現を英語にする時、take a bathなどと言いますが、決してenter a bathとは言いません。また、「トイレを借りる」という表現を英語にする時にも、use the toiletと言いますが、決してborrow the toiletとは言いません。
“コロケーションを考える”と言われても、英語のネイティブでなければ、単語同士の相性の良さはなかなかわからないものです。そこで、英和・英英辞典の出番です。皆さんもご存じのように、英和辞典や英英辞典には、英文の用例が多く掲載されています。いずれの英文も使用頻度の高いものばかりです。お手持ちの辞書に掲載されておらず、色々用例を知りたい場合には、『英辞郎 on the WEB』で調べてみましょう。このサイトは、英和・和英どちらからも調べることができるので一度使ってみることをおすすめします。そのほか、コロケーションをもっと知りたい場合には、『小学館 オックスフォード 英語コロケーション辞典』を使ってみることもよいと思います。
勉強をやり始めてから実力が上がるまで、時差があります。それは仕方がないことです。私自身、長い時間をかけて英語力を付けてきました。コンスタントにとはいかなくて当然ですが、皆さんもカメのようにコツコツと実力を付けていってください。
[参考図書]
○『英語コロケーション研究入門』
研究社/堀正広 (著)
〇『英辞郎 on the WEB』 http://www.alc.co.jp
○『小学館 オックスフォード 英語コロケーション辞典』
小学館/八木克正 (監修)