全国3大紙は、インターネット上でさまざまな情報を提供しています。それらを使って、楽しく、気楽に英語を学ぶ方法をご紹介します。
全国紙で英字新聞を発行しているのは読売新聞だけです。読売新聞オンライン(日本語版)は、購読していないと全てのサービスを利用できませんが(つまり有料)、英語版はほぼ全てがオープンとなっています。スタートページはアメリカの新聞社の作りに近く、とてもオシャレです。今回特におすすめしたいのは「Pop&Cool」です。ここには、映画や音楽といったポップカルチャー(芸能)から、アニメや最新音楽事情などのクールな(カッコいい)コンテンツが盛りだくさんです。「TOP NEWS」で最新のニュースを読むことも大事ですが、自分に興味・関心がある話題を気楽に「斜め読み(全体の流れをつかむために、細かい部分は所どころ飛ばして早く読むこと【デジタル大辞泉】)」し、楽しみながら英語を読むことで、また読みたいというモチベーションが湧いてきます。これこそが、英語を長く学び続けるための秘訣です。
②「読売教育ネットワーク」
読売新聞は教育関係にも力を入れており、「読売教育ネットワーク」というサイトを運営しています。しかも無料です。教員・生徒用のコンテンツがメインではありますが、今回は、英語学習という観点から、「よみうり入試必勝講座 with 代々木ゼミナール」の中の「よみトク英語講座(毎月15日更新)」をご紹介します。これは、代々木ゼミナール外国語研究室が読売新聞の英語版を素材に作成した大学入試レベルの長文読解問題です。この講座の良いところは、問題はもちろん、語句の解説、全文和訳、そして解答まで全てセットされているところです。時々時事ネタを扱った英文を読み、自分の読解力を試してみるのも楽しいです。英語外部試験の練習にももってこいです。
毎日新聞の英語版の中にある「Videos」と「Photos」をご紹介します。「Videos」では、タイムリーなトピックを素晴らしい映像とリアルな音声、そして字幕を使って約1分程度で紹介しています。それを見終わった後で、【Go to article】を押すと、写真(「Photos」)と150語程度で書かれた英文を読むことができます。映像で状況をイメージし、写真を見ながら英文を読み込むことで、自然に英語が脳に染み込んでいきます。あるトピックを、短い時間で、しかもいくつかの方法で繰り返し触れることができるのは、三日坊主でも飽きずにできる楽しい練習です。
「朝日の時事英語」
実践的な英語力と時事問題の理解力を同時に高められる英語学習コンテンツです。朝日新聞の英文ニュースや「天声人語」、「社説」を英語で読め、また、英文記事の音声を聞くこともできます。毎日コンテンツが更新され、過去3か月に掲載されたコンテンツを読むこともできます。ただし、無料ではありません。購読料金は月額540円(税込)です。しかし、1日18円でこれだけのコンテンツを使えるというのは、ほかの英語アプリや通信教育と比べても、内容が濃く、お得です。