スペシャルインタビュー

英語を活かしグローバルに活躍されている方や話題の企業や団体にインタビュー

株式会社ワークスアプリケーションズ
  • 株式会社ワークスアプリケーションズ 
  • 右:Global Sales & Marketing Division Ms. Chihiro Ichikawa
    左:Recruiting Division Mr. Kensuke Suzuki

前編に引き続き、株式会社ワークスアプリケーションズのみなさまにお話を伺いしました。前編の内容はこちら

“難しいチャレンジに挑戦出来るからこそ、とても楽しくやりがいを感じている”

貴社で働くことの魅力を教えてください

鈴木さん:
普通ならば、10年上の先輩が手がける大きなプロジェクトを、入社したての若手にでさえ信頼して任せてくれるところに、やりがいを感じています。例えば、私は、「Global Express」(前編を参照)という採用プログラムの企画設計から運用までの全てを、入社3年目で任せてもらいました。この構想自体は、私の海外留学の経験から始まったことで、自ら企画書を経営陣にプレゼンテーションして実現したものです。私をプロジェクトリーダーとして一任してくれたのも、「社会貢献になるのでやるべきだ」というこの企画の意義を、きちんと理解してもらえたのが大きいと思います。
編集部:
市川さんはどのようなところに魅力を感じていらっしゃるのでしょうか。
市川さん:
鈴木の回答と重なりますが、企画から実行までを私個人に任せてもらえるところに、やりがいを感じています。私はシンガポールでセールス&マーケティングを担当していますが、私が所属する部門は3年くらい前に発足したばかりです。このような全社を挙げて取り組む大きな事業には、40歳のやり手営業マンを抜擢するのが一般的な会社だと思うのですが、当社では、市場調査から組織を動かすまでを、若手に権限委譲して任せてしまいます。もちろん簡単に出来ることはほとんどないのですが、逆に難しいチャレンジに挑戦出来るからこそ、とても楽しくやりがいを感じています。

株式会社ワークスアプリケーションズ

バックグラウンドが異なる方と海外で働くにあたって、コミュニケーションを取る上での課題や仕事の進め方についてお聞かせください

市川さん:
会社全体として重視していることに「なぜなぜ思考」といって、“なぜ?を考えよう”という行動指針があります。このコミュニケーション方法を使えば、語学問題など関係なく、意思疎通を図ることが出来ます。私は、シンガポール拠点の新人教育に携わることもあるのですが、バックグラウンドが異なる“外国人”だからという理由で、教えることに苦労することはありません。こちらの意図しない反応をされても、きちんと「なぜ、そう考えるのか」「なぜ、そう思うのか」を聞くことで、相手の理解度や捉え方を測ることが出来ます。後は、それに応じた教え方をすれば良いのです。これは、日本・海外関係なく使えるものだと思っています。「なぜか」「どうしてなのか」というのを解明していくことで、相手が仮に上司であっても部下であっても、納得して理解してくれることが多いと実感しています。
編集部:
市川さんはセールス&マーケティング担当としてシンガポールで働かれていると思いますが、その中で心がけていることなどありますか。
市川さん:
周りにいる外国籍社員のアクセントや口癖など、いわゆるシングリッシュをキャッチアップして使っています。これは、当社で教えられるコミュニケーションの方法論を私なりにアレンジしたやり方で、常にフレキシブルに周囲の人や環境になじむように心がけています。私は、シングリッシュ訛りで話すことで、相手との心の距離が近くなり、同じ視点に立てるように感じています。また、当社のビジネスは、単品売り切りのビジネスモデルではなく、一社一社のお客様と長く付き合っていくものなので、いかに周囲にフィット出来るかが、何より大事だと体感しています。

TOEFLテストに対するお考えを教えてください

編集部:
鈴木さんは留学した際にTOEFL®テストを受けられたということですが、TOEFLテストに対する印象などありますでしょうか。
鈴木さん:
個人的な感想になりますが、印象としては、アカデミックな内容に特化していると思います。単に、英文が読めて文法などの規則がわかっていればOKというものではなく、「何を問われているのか」「そこから考えられることは何か」という、自分の思考力も試されていると感じます。また、TOEFLテストで使われている語彙は、留学の際に役立ったこともあり、自分の英語力の基礎になったと思います。そして何より、当時大学生だった私には難しいテストで、これにチャレンジすること自体が、世界で通用する人材になるための一つ目の挑戦でした。「将来、世界を舞台に活躍するためには、まずこのTOEFLテストを受けなければいけない」との気概で望んだことが、今の自分の糧になっています。
編集部:
おすすめの勉強方法はありますか。
鈴木さん:
テクニック的なことになってしまいますが、模試を何回もやってみるのが良いと思います。私には、まず模試にトライしてから勉強に戻って、また模試にトライするという勉強方法が合っていました。

株式会社ワークスアプリケーションズ

編集部:
市川さんのTOEFLテストの印象をお聞かせください。
市川さん:
今の自分の実力や語学力を証明する機会として良いでしょうし、ファーストキャリアで役立つこともあるでしょう。何より挑戦することに意義があると思います。また、実力試しとしてテスト勉強に取り組むことも良いですが、例えば洋画を観るなどして、英語を好きになることも大事だと思っています。

TOEFL Web Magazineの読者にメッセージをお願いします

鈴木さん:
このWebマガジンを読んでいる方は、英語に何らかの興味を持っているのだと思います。であれば早いうちに、英語を目的から手段に変えて欲しいと思っています。「英語を勉強したい」「身に付けたい」という気持ちはあるものの、「英語を使って何かをする」というステータスになるには、もう一段階上の努力が必要なため、コンプレックスを持っている方も多いと思います。しかし、実際に英語が使えるようになると「なんでそんなことで悩んでいたのだろう」と気づき、次のステップに進めると思うのです。コンプレックスは、自分の力で乗り越えて、目的ではなく手段として英語が使えるようになったその先には、日本に留まっている今よりも、遥かに広い世界が広がっていると思います。

また、世界レベルの頭脳、世界で通用する能力を試せる場として、当社では学生向けにインターンシップを実施しています。このインターンシップは世界各国で実施していますが、単なる社会見学や就業体験ではありません。実務を模した難しい課題を与えて、ひたすら自分の頭で考えさせるという、他とは全く難度が異なるものです。また、インターンシップの合格者には、当社に入社出来る「入社パス」を渡すことも特徴的ですね。学生の皆さんにとっては、本物のビジネスの世界において、自分の可能性を客観的に知ることが出来るまたとない機会だと思います。是非、当社のインターンシップにも応募していただければ嬉しいですね。
市川さん:
私も“自分の世界が広がる”ことが、英語の一番のメリットだと思っています。私の学生時代もそうでしたが、多くの学生は留学に対して、「元の学年に戻れるのか」「無駄に歳をとることにならないだろうか」「ちゃんと就職出来るのだろうか」という悩みや不安を持っていると思います。私自身も当時はとても悩んだのですが、私は大学卒業後の留学を選択しました。当時を振り返ると、学生という身分も雇用も保障されている訳でなく、後がない状態で行ったからこそ、色々ことに挑戦でき、考えの幅も広げることが出来たと思っています。就職の心配などあると思いますが、留学をしたり英語を習得したりすることで、新しい可能性や新しい道は拓けていくのだと思います。

株式会社ワークスアプリケーションズ

  • 株式会社ワークスアプリケーションズ
    (英文名称:Works Applications Co., Ltd.)
  • ワークスアプリケーションズは、誰も実現出来なかったIT技術で、人々の“働く”を変えるグローバル・テクノロジー・カンパニーです。時間や手間がかかる面倒な仕事を瞬時に解決して、人々が楽しくワクワクして働く環境をつくりだしています。
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