おすすめの教材を教えてください
春から大学生になります。クラス分けテストで受験することになったので勉強しようと考えています。おすすめの教材を教えてください。
TOEFL®テスト開発・運営団体である米国非営利教育団体Educational Testing Service(ETS)の公認トレーナーとして活躍されている3名の先生方に、読者の皆様からよくいただくTOEFL ITP®テストや英語学習に関する疑問質問にお答えいただきました。
実践のシミュレーションをするなら公式教材が最初の一歩
東洋大学 金子雅也先生
TOEFL ITPテストで何点くらいを取れるか、あるいは試験の難易度を知りたいのであれば、テスト作成機関であるETSから発行された公式教材をおすすめします。非公式教材(洋書・和書に関わらず)を教科書として使用している学生から、授業と本番では異なる点が多いという声をこれまで何度も聞いています。この理由として、公式教材と非公式教材では語彙レベルや出題される問題タイプ・トピックの比率が異なることが挙げられます。この理由から、試験のシミュレーションであれば、まず公式教材をおすすめします。
公式ガイドの他、動画配信サイトや英語新聞も活用してみよう
武庫川女子大学 川西慧先生
『TOEFL ITP®テスト 公式テスト問題&学習ガイド』を使ってみてはいかがでしょうか。TOEFL ITPテストの概要や問題の傾向がよく分かると思います。
TOEFL ITPテストは学術目的の英語の力を測るテストですから、そのほかにも学術的な文章(例えば英語新聞の科学欄など)や、学術語彙と呼ばれる語彙、また、講義などを探して視聴してみても良いかもしれません。動画配信サイトやインターネット、英語の新聞なども活用できると思います。
公式本と単語で準備万端
城西大学 鬼頭和也先生
TOEFL ITPテストの公式本は1冊あるといいですね。単語はAcademic Word Listを活用してみましょう。高等教育で必要とされる単語のリストになっていて、試験でも頻出する単語が盛り込まれています。また、QuizletというWebサイトがあります。単語カードがダウンロードでき、ネットでもアプリでも活用できます。クイズ形式にもなっているため、隙間時間を活用して勉強できます。
TOEFL ITP®テスト(団体向けTOEFL®テストプログラム) 概要
このビデオでは、TOEFL ITPテストの概要について説明いたします。